三洋貿易<3176>機械資材セグメントの伸長で営業増益が続くと予想

2016/06/21

機械資材セグメントの伸長で営業増益が続くと予想
リサーチノート
(株)QUICK企業価値研究所 中村 宏司

16/9 期上期は13%営業増益
16/9 期上期の連結業績は、売上高が前年同期比1.1%増の31,333 百万円、営業利益が同13.3%増の2,305百万円。機械資材セグメントが好調に推移し、化成品セグメントなどの不振を補い、増収増益となった。
化成品セグメントは売上高が同2.3%減の11,894 百万円、営業利益が同8.9%減の580 百万円。ゴム関連商品は、主力の自動車向けや家電・情報機器向けの合成ゴムなどの販売が不振。化学品関連商品は、染料や難燃剤の販売が好調だったが、工業用フィルムの輸出や電材が低調だった。機械資材セグメントは売上高が同11.7%増の10,197 百万円、営業利益が同21.0%増の1,304 百万円。産業資材関連で自動車用内装品の販売が好調に推移。シート用高機能性部品・原材料販売も伸長し、増収増益となった。

16/9 期の当研究所予想は売上高を下方修正。営業増益予想は変えず
会社側は16/9 期通期の連結業績見通しについて、売上高64,000 百万円(前期比5%増)、営業利益4,050百万円(同12%増)の期初計画を据え置いた。期初の上期会社計画(売上高33,000 百万円、営業利益2,100百万円)に対しては、売上高は未達となったが、営業利益は計画を上回っており概ね想定の範囲内だとして期初計画を修正しなかった。化成品セグメントは、ゴム関連商品を中心に既存商売が減速傾向だが、16年2 月に買収した会社の収益寄与を見込んでいる(3Q より連結業績に加算)。機械資材セグメントでは、産業資材関連が北米自動車市場の好調に支えられ、堅調な推移が続く見通しである。
企業価値研究所では、16/9 期通期の連結業績予想について、売上高を64,500 百万円→62,000 百万円(前期比2%増)に下方修正したが、営業利益は4,200 百万円(同16%増)の従来予想を据え置いた。売上高は、上期計画を下回ったことや、下期も化成品セグメントなどの苦戦を想定し減額した。ただ、営業利益は、機械資材セグメントの伸長により順調に推移していることから従来予想を据え置いた。
 

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