オンコリスバイオファーマ<4588>足元で引き合い活発化。ウイルス療法への注目度も高い

2016/06/09

足元で引き合い活発化。ウイルス療法への注目度も高い

リサーチノート
(株)QUICK 豊田  博幸

16/12期1Qは1.8億円の営業赤字、研究開発は順調に進捗
16/12期1Qの単独業績は、売上高が29百万円(前年同期は2百万円)、営業損失が1.8億円(同3.0億円の損失)。セグメント別に売上高をみると、医薬品事業の売上高は無かったが、検査薬事業において、売上高が29百万円(同2百万円)計上された。主な項目をみると、OBP-401(テロメスキャン)やOBP-1101(テロメスキャンF35)を用いた研究用CTC(血中浮遊がん細胞)受託検査収入、Liquid Biotech USA,Inc.社と締結したOBP-401のライセンス契約に基づくマイルストーン収入、OBP-401およびOBP-1101の販売収入などだ。営業損失が縮小したが、研究開発費の減少(1億72百万円→51百万円)が主な要因。減少しているが、計画通りに進捗しており、通期では、期初に想定した研究開発費が計上される見通し。
主な実績としては、
【医薬品事業】
OBP-301(テロメライシン)について、台湾のMedigen Biotechnology Corp.と締結した戦略的アライアンス契約に基づき、肝臓がんを対象としたPhase Ⅰ/Ⅱ臨床試験において最高投与量群への投薬完了。OBP-801について、米国のKarmanos Cancer Centerにおいて他の治療法に抵抗性を示す進行性の固形がん患者を対象とするPhase Ⅰ臨床試験を進行中。
【検査事業】
テロメスキャンを用いたCTC検査として、各種がん患者を対象に臨床研究、受託検査を実施。
財務面をみると、有利子負債が14/12期末5.1億円→15/12期末4.0億円→16/12期1Q末3.9億円。同様に自己資本比率が87.2%→87.2%→84.6%、D/Eレシオ(有利子負債÷自己資本)が0.12倍→0.11倍→0.12倍と、良好な水準を維持。赤字が続いているが、財務健全性は維持できたと評価している。

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