ウチダエスコ<4699>需要の谷で業績は足踏みへ。サービスや体制の組み替え急ぐ

2016/04/19

需要の谷で業績は足踏みへ。サービスや体制の組み替え急ぐ
アップデートレポート
(株)QUICK   清水  康之

スポット案件剥落の一方、原価・人件費かさみ、上期は減収減益
 16/7期上期の連結業績は、売上高が前年同期比4.8%減の5,723百万円、営業利益が同34.3%減の253百万円だった。得意とする学校市場が盛り上がらない中、民間市場で、14年春のウィンドウズXPのサポート終了や消費税増税をきっかけにシステム更新が集中した反動が続き、パソコンのキッティングやネットワーク構築などの需要が低迷した。前年同期の学校市場では、14/7期に東京都荒川区が大量導入したタブレット(多機能携帯端末)に付随する役務サービスや、別の区向けにまとまった数量の機器販売が収益を押し上げたが、それらの剥落分を取り返せなかった。一方で、新サービス強化に伴い原価がかさみ、積極的な採用で増加した人件費が利益を抑えた。

業績予想を減額。市場の需要回復待ちの様相が強い
  上期の状況などを踏まえ会社側は2月、期初に発表した16/7期通期連結業績の見通しを減額。QUICK企業価値研究所(以下、当研究所)も昨年11月時点で予想した16/7期ならびに17/7期の通期連結業績を見直し、16/7期については会社計画と同額の売上高11,500百万円(前期比2%減)、営業利益550百万円(同22%減)に引き下げた。学校・民間の両市場における需要の谷が重なり、長引くことで、業績は来期に向けて足踏みしそうだ。市場の需要回復待ちの様相が強い中、会社側は、回復時に見込まれる新しいニーズに対応したサービスの開発や、それを支える体制への転換を本格化しはじめた。需要回復待ちの間に、どこまで、サービスや体制の組み替えが出来るかが、中期的な成長に向けたポイントになりそうだ。

>>続きはこちら(788KB)

株式会社東京証券取引所
東証市場アナリストレポート   株式会社東京証券取引所
東京証券取引所・札幌証券取引所上場会社に対する投資家の理解を一層深めていただくことを目的に、第三者の専門家による客観的な分析を記したアナリストレポートです。
アナリストレポート・プラットフォーム(ARP)について
株式会社東京証券取引所では、証券アナリストによるアナリストレポートの発行機会が(時価総額が少額であるとの理由等から)比較的少ない上場会社の情報発信力拡充を目的として、上場会社側からの申込みにより、証券アナリストの独立性を担保した上で、当該上場会社のアナリストレポート発行がなされるよう取引所がその仕組みを支援するサービス(アナリストレポート・プラットフォーム:ARP)を行っております。本レポートはARPに基づき発行されたレポートです。投資者側の立場からみると、今まで発行される機会の少なかった上場会社のアナリストレポートが読める機会が増加することで情報拡充を図ることが可能となります。
ARPは、2010年10月に株式会社大阪証券取引所が構築し、2011年11月からは、証券会員制法人札幌証券取引所にARPを提供することで、投資家は札幌証券取引所上場会社のアナリストレポートも閲覧することができるようになりました。その後、2013年7月の東証への現物市場の統合に伴い、東証がARPの運営を行うことになりました。
<レポート種別について>
ベーシックレポート・・・会社を網羅的に紹介したレポート
アップデートレポート・・・決算にフォーカスしたレポート
リサーチノート・・・上記2種のレポート発行後に上場会社の経営に変化が発生した場合にアナリストの判断で発行するレポート


掲載するアナリストレポートは、レポートに記載されているレポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。)、証券会員制法人札幌証券取引所(以下「札証」といいます。)及びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものではありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきましても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる情報の使用による結果について、東証、札証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものではなく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点のものです。その後の経営環境の変化により、状況が変わっている可能性があり、今後予告なく変更されることがあります。本レポートの利用に際しては、レポートに記載の「ディスクレーマー」を必ずご一読ください。


コラム&レポート Pick Up