AOI Pro.<9607>CM 案件数・単価の上昇続き、業績の上振れ期待高まる

2016/03/31

CM 案件数・単価の上昇続き、業績の上振れ期待高まる
リサーチノート
(株) QBR  清水 康之

3Q 累計は経常52%増益。中核の「CM 制作」好調、赤字事業からの撤退も貢献
16/3 期3Q 累計の連結業績は、売上高が前年同期比9.4%増の22,315 百万円、経常利益が同51.8%増の1,700 百万円となった。企業の販促意欲の高まりを追い風に、「広告制作事業」の中核である「CM 制作」が好調に推移し、「メディア関連事業」撤退に伴う470 百万円の減収要因を吸収した。利益面でも、増収効果に加え、「メディア関連事業」の経常赤字124 百万円が無くなったことが寄与。新規事業推進や人材強化、業務システムの刷新など戦略投資のために発生した先行的支出約150 百万円を吸収し、大幅な経常増益だった。会社の社内計画に対しても上回る結果だった。

大手制作会社への集中の流れ受け案件数増加、高度化で単価も上昇
「広告制作事業」の売上高は同12.0%増の22,215 百万円、経常利益は同40.1%増の1,783 百万円だった。自動車メーカーなどを中心に案件数が増えたうえ、受注単価も2 桁の伸びとなった。広告主が映像に高いクオリティを求めて予算を投じる傾向が強まっており、海外での撮影やCG(コンピュータグラフィックス)の多用に伴い案件規模が大型化。また、それらの対応は、資金・機材・体制などの面から、中小制作会社では対応が難しく、実績のある大手への集中が加速している。
一般消費者向けの写真スタジオ「hollyhock(ホリーホック)」を運営する「写真スタジオ事業」の売上高は同21.7%増の99 百万円、経常損益が78 百万円の赤字(前年同期は26 百万円の赤字)だった。15 年10 月に複合型商業施設「ららぽーと海老名」(神奈川県海老名市)、同12 月に「ららぽーと立川立飛」(東京都立川市)へ、それぞれ新規出店したが、人員採用などで費用が先行した。

 

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