ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>今期1 4 億円の営業赤字見通しに下方修正

2016/03/16

今期1 4 億円の営業赤字見通しに下方修正
リサーチノート
(株)QBR    永田 和子

パチンコホールは周辺設備に投資する余力なし、一部R&D の中止も響く
今期3Q 累計の連結業績は売上高が前年同期比8%減の188 億円となり、営業損益は前年同期の12 億円の黒字から6.4 億円の赤字に転落した。上期は4.4 億円の黒字(前年同期は7.3 億円の黒字)だったが、3Qは11 億円の赤字(同4.9 億円の黒字)に。3Q はパチンコ、パチスロともに規制強化前の新機種発売が相次ぎ、パチンコホールに周辺設備投資を行う余力がなかったため、3Q の売上高は同20%減少。競争激化の影響で販売単価の下落も続いている。さらに、厳しい事業環境を考慮し、電子マネーサービスを主軸とした「他業種連携サービス」に係る研究開発(R&D)の中止を決定。中止に伴う費用を含め、R&D 費が前期3Q の 5.2 億円から18 億円(3Q 累計では19 億円→28 億円)に膨らみ、赤字転落につながった。

年間60 円/株の配当計画は据え置き
3Q 累計実績を踏まえ、会社側は通期の連結業績計画を下方修正。売上高を前期比10%減の231 億円(期初計画254 億円)、14 億円の営業赤字(同5.3 億円の赤字、前期は8.2 億円の黒字)とした。4Q は前年同期比20%減収、7.6 億円の営業赤字(前年同期は4.0 億円の赤字)を見込む計算。くぎ曲げ問題(警察庁が検定機と性能が異なるパチンコの可及的速やかな撤去を要請)など遊戯業界を取り巻く事業環境が不透明感を強めているため、パチンコホールの投資意欲は引き続き停滞するとみている。なお、年間60 円/株(うち期末30 円/株)の配当計画は据え置かれた。
QBR は従来、今期の連結業績見通しを売上高250 億円、5.0 億円の営業赤字としていたが、今回、会社修正計画とほぼ同額の売上高230 億円、14 億円の営業赤字に引き下げる(図1 左側、図2 右側)。

 

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