アイナボホールディングス<7539>主力の戸建住宅事業は回復傾向

2016/03/07

主力の戸建住宅事業は回復傾向
アップデートレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ   堀部 吉胤

主力の戸建住宅事業は上向いてきた
12/9 期以降高い利益成長が続いてきたが、15/9 期業績は売上高563億円(前期比4.1%減)、営業利益15.9 億円(同15.9%減)と消費増税の駆け込み需要の反動により一服となった。消費増税後の戸建住宅の新設着工戸数の落ち込みは予想以上に大きく、また長期化したが、昨年5 月から力強さには欠けるもののようやく上向きとなっている。こうした事業環境を受け、16/9 期1Q(10-12 月)決算は、売上高145億円(前期比7.5%増)、営業利益2.9 億円(同18.9%減)とトップラインはまずまずのスタートとなった。営業減益となったのは、マンションの外壁工事において施工不良が発生し、タイルの全面張替えのた めに工事損失引当金0.83 億円を計上するという特殊要因があったことによる。

17/9 期は消費再増税による駆け込み需要が見込まれる
16/9 期会社業績予想は売上高615 億円(前期比9.2%増)、営業利益16.2 億円(同1.5%増)。上記の施工不良は期初予想には織り込まれていなかったが、通期業績予想は据置かれた。増収率に比べ、営業増益率の予想が非常に低いことからわかるように期初の利益予想はかなり保守的だったとみられる(15/9 期も売上高は会社計画を下回ったが、利益は逆に上回った)。17/9 期は予定通り2017 年4 月に消費再増税が実施されれば、前回ほどではないにしても駆け込み需要が発生しよう。施工不良に係る損失の剥落も加わり、高い増益率を予想する。18/9 期は駆け込み需要の反動が避けられないだろうが、サッシなど取扱商材の拡大、新規工務店開拓などにより反動減は緩和されよう。

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