トランザクション<7818>事業領域を拡大する中で、円高・原材料安が追い風に

2016/03/01

事業領域を拡大する中で、円高・原材料安が追い風に
ベーシックレポート
(株) ティー・アイ・ダヴリュ  藤根  靖晃

カスタムメイド製品と自社オリジナル製品の両方を展開
同社は、一般雑貨製品、エコ雑貨製品、ヘルスケア&ビューティ雑貨製品等の製品を企画・デザインから生産委託・品質管理・販売まで一貫して手掛けているファブレス型の企業グループである。グループ各社は、企画・開発、設計・デザイン、生産委託・品質管理、アッセンブリ・印刷・加工など機能的に分社化され、グループ間の効率性、シナジー発現を高めることを目的としている。

16/8 期1Q は、低採算製品からの撤退によって利益率向上
16/8 期1Q(9-11 月)業績は、売上高は前年同期比1.7%増に留まったものの、営業利益は17.2%増と好調であった。低採算な季節製品、モバイル系周辺雑貨の卸売、書籍・雑誌付録などから前期末に撤退したことで売上高の伸びは低調であったが、一方でモレスキン、ペット衣料、電子タバコ、フルカラー印刷など高採算な製品群の伸張によって売上総利益率は改善し、営業利益を押し上げた。電子タバコ事業は、昨年6 月に出店した渋谷スペイン坂の店舗販売が好調で8 月には単月黒字化を達成。本年1 月に新宿駅東口に2 号店を出店した。店舗での器具販売の拡大がEC(インターネット通販)のリキッド販売の拡大に繋がっており、リピート率が高いことから着実な成長が期待できる。

円高・資源価格下落は追い風に
12 年11 月のアベノミクス開始以来、ドル建の仕入取引が中心である同社は、円安に苛まれてきた。為替予約、生産地移管による原価低減、カタログ改訂によって影響の緩和に努めてきたが、13/8 期~15/8 期まで会社計画未達の主要因となっていた。2 月から急激な円高が進行しており、為替変動がデメリットからメリットに変わる可能性がある。合わせて資源価格の下落も原価低減に寄与する模様である。為替予約や在庫の評価方法から本格寄与は下期(3Q)以降と考えられるが、大きな追い風となりそうである。

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