健康コーポレーション<2928>「R I Z A P 」の好調続く。新規事業にも期待

2016/02/18

「R I Z A P 」の好調続く。新規事業にも期待
リサーチノート
(株) QBR  豊田  博幸

16/3 期3Q 累計は過去最高業績
16/3 期3Q 累計の連結業績は、売上高が前年同期比39.3%増の395 億円、営業利益が同2.5 倍の35 億円 と、大幅な増収増益になった。「RIZAP」の大幅な伸長に加え、通販事業も拡大し、美容・健康関連事業の売上高が同50.4%増の217 億円となった。他の事業の売上高もM&A(企業の合併・買収)やネット販売の寄与などから、アパレル関連事業が同84.9%増の68 億円、住関連ライフスタイル事業が同19.9%増の44 億円と大幅増。エンターテイメント事業が同0.6%増の67 億円と、前年同期並みになったが、事業構造の見直しを進めているため。低採算のアパレル事業の売上構成比上昇により、売上総利益率が63.8%→62.7%と低下したが、「RIZAP」や通販商品の広告宣伝効率(=広告宣伝費投入に対する商い成約率)の上昇により、営業利益は大きく改善。3Q 累計は過去最高の業績になった。
財務面をみると、有利子負債が14/3 期末129 億円→15/3 期末173 億円→16/3 期3Q 末198 億円となったが、自己資本比率が同様に18.4%→16.8%→23.4%、D/E レシオ(有利子負債÷自己資本)が2.52 倍→2.62倍→1.77 倍と、直近は改善。M&A を含め急速な業容拡大が続いているが、財務健全性は良好な水準を維持したと評価している。
「RIZAP」を牽引役に成長、新規事業の開発も活発
足元までをみると、QBR 予想に対して、売上高がやや低調だが、これは子会社の夢展望(3185)の苦戦によるもの。ただ、「RIZAP」や通販事業の好調が続いており、今後も伸長が見込まれる。一方、営業利益はQBR予想を上回る改善が続いているが、事業拡大が続いており、さらなる広告宣伝費の計上や、来期以降を見据えた事業基盤拡大のための先行費用なども想定される。これらを踏まえ、従来のQBR による16/3 期予想を据え置くことにする。16/3 期は連結売上高が前期比55%増の605 億円、営業利益が同2.5 倍の52 億円を予想している。会員数拡大や、シニア層の開拓などにより、「RIZAP」事業の売上高拡大を見込む(15/3期100 億円→16/3 期QBR 予想200 億円)。また、通販製品も「DOROwa」の商品訴求力の向上、美顔機の新商品の寄与などによる拡大も見込まれ、主力の美容・健康関連事業が、全社業績を牽引する見通し。営業利益は「RIZAP」や通販製品の広告宣伝費拡大などがあるものの、広告宣伝効率の上昇や、子会社化した企業の効率性改善効果が見込まれることなどから、増収率を上回る増益率を予想する。
【会社計画も据え置き】
会社による16/3 期連結業績計画は、今後の動向を見極めたいとして、現時点では据え置かれた。売上高が前期比54%増の601 億円、営業利益が同2.4 倍の50 億円を見込んでいる。
【QBR による17/3 期予想も変わらず】
QBR による16/3 期業績予想を据え置いたので、17/3 期業績予想も据え置く。QBR による17/3 期連結業績予想は、売上高が前期比65%増の1000 億円、営業利益は同2.1 倍の110 億円を見込む。17/3 期も「RIZAP」事業のさらなる売上高拡大(QBR 予想400 億円)を見込む。クリニックとの提携効果、海外店舗の拡大、シニア層の開拓、低糖質食品の拡大、ゴルフ事業の拡大などが奏功するとみているためだ。通販製品も順調な拡大が続くとみている。買収した企業群は事業構造の見直しにより、効率が高まっており、利益の改善が16/3 期よりも進む見通し。

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