サンセイランディック<3277>3Q累計業績の進捗は遅いが、通期会社業績予想は据置き

2015/12/01

3Q累計業績の進捗は遅いが、通期会社業績予想は据置き
リサーチノート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

15/12 期3Q(7-9 月)は販売の端境期となり小幅営業赤字
11月13日に発表された15/12期3Q累計(1-9月)決算は、売上高56.9億円(前年同期比19.7%減)、営業利益3.2億円(同56.5%減)、経常利益2.5億円(同59.1%減)、純利益1.0億円(同72.4%減)と大幅減収減益。 3Q(7-9月)では、売上高14.0億円(同55.1%減)、営業利益▲0.6億円(前年同期は2.0億円)、経常利益▲0.9億円(同1.5億円)、純利益▲1.0億円(同1.0億円)。14/12 期 2~3Q(4-9月)の仕入高が落ち込んだことを受け販売の端境期となったことから小幅赤字となった。

昨秋以降の仕入れ回復を受け、通期会社業績予想は達成できそう
通期会社業績予想は据置き。3Q累計での進捗率は売上高で 51%、営業利益で26%と非常に低いが、昨秋からの仕入高の回復を受け4Q(10-12月)に計上可能な物件は豊富であり、販売も順調に進捗しているため一気に挽回できる見通し。4Qの不動産販売事業の売上高は、12/12期4Qを上回り四半期で過去最高となろう。当時よりも陣容は充実しており、事務処理等は問題なさそう。建築事業は消費増税後低調に推移しており、会社の想定を下回りそうだが、もともとわずかしか利益を見込んでいないことや、不動産販売事業の粗利益率が想定よりも強含みで推移しているため、全体の業績は期初会社予想をクリアできるだろう。TIW 業績予想は、3Q累計決算発表後の取材をもとに前回予想を微修正した。

販売用不動産は積み上がっており、16/12 期業績の見通しは明るい
3Q累計の仕入高は66.4億円(前年同期比2.2倍)と急回復し、3Q末の販売用不動産は87億円(前期末比35億円増)に積み上がった。14/12期2~3Qは用地取得難に陥った中小戸建業者が居抜き物件や大型の底地に手を出すようになり取得競争が激化したが、かかる物件は金融機関の融資条件が厳しく、中小戸建業者はもともと資金調達力が低いこともあり、その後取得競争は緩和。地場の不動産業者への営業を強化するなどの当社の努力も奏功した。4Qの仕入れも順調に推移しており、通期の仕入高は期初目標80億円を上回り過去最高の90億円程度(14/12期は46億円)になる見通し。4Qは販売も進むため、期末の販売用不動産は3Q末と同水準になろう。16/12期は余裕をもってスタートを切れそうであり、粗利益率の大幅な低下も考えにくいため増収効果により増益となろう。TIW業績予想は3頁のように前回予想を微修正した。

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