一建設 (3268・JASDAQ スタンダード)

2011/12/28

戸建分譲の需要は底堅いが、供給増で競争が激化
アップデートレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

競争激化により首都圏の戸建分譲の粗利益率が低下
主力の戸建分譲は首都圏において競争が激化。厳しい雇用・所得環境が続いているため低価格住宅の需要には底堅いものがあるが、戸建業者のデットの調達環境の改善を受け、2010年後半から首都圏における供給が増加。用地価格の上昇、東日本大震災による一部の資材価格、外注労務費の上昇を販売価格に転嫁できず、戸建分譲の粗利益率は12/1期3Q累計(2-10月)の粗利益率は13.7%(前年同期比3.6pt減)と期初の想定以上に悪化。東日本大震災後、用地の取得競争がやや緩んだものの、高水準の供給が続き、粗利益率の明確な改善の兆しはみられない。
一方、マンション分譲の粗利益率は好調な販売を受け、想定以上に好調なため、12/1期の利益は概ね会社計画線を確保できよう。

注文住宅の強化のため城南建設を買収へ
2010年2月から注文住宅の事業を開始。戸建分譲と比べ、土地の価格変動リスクがなく、市場規模も大きいことから注力方針。12/1期は420棟(前期比2.1倍)の計上を計画している。
注文住宅強化の一環として2012年2月に銀行主導で事業を再建中の城南建設を買収、子会社化すると発表。城南建設は、年間約1,100棟の戸建住宅を供給しており、うち約7割が注文住宅。城南建設の買収により、注文住宅事業を大幅に拡大することができる。
城南建設の連結により13/1期の売上高は300億円弱嵩上げされるとみられるが、リストラの過程であり、本格的な利益貢献は14/1期以降となろう。

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