ティー・ワイ・オー (JASDAQ スタンダード・4358)

2011/12/22

得意事業への回帰と集中で安定軌道へ
ベーシックレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 鈴木 崇生

経営基盤安定化
同社はTVCMの制作に端を発し、当該分野において業界第2位を誇る事業者である。過去、本業のほか、買収などにより事業を拡大させてきた。直近の例では(株)円谷プロダクションが記憶に新しい。
しかし、財務基盤が安定せず苦境に陥った。そこで本業へ回帰し、子会社の売却、統廃合にくわえ、増資やシンジケートローンの締結により経営基盤の立て直しを図った。その一定の成果を11/7期にみた。11/7期の当期純利益は創業以来最高額である。

主力事業では売上高拡大、シェア増加
TVCM制作費の市場は過去5年ほど、約2,000億円の安定した規模を保つ市場である。景気の動向によって価値の変化が激しく見られるのは媒体費であって、制作費ではない。
リーマンショック後も同社のTVCM制作の事業は安定した業績の伸びを示し、シェアの増加に結びついている。

12/7期は安定成長へ向けた最初の年
12/7期はシンジケートローン締結の契約手数料が響き営業外損益が悪化すること、残っていた海外子会社の清算などからEPSは前期比で減少すると予想されるが、悪材料出尽くしといえる。以降は安定して増加しよう。
今後、着実に株主資本を増加させていくと見込まれる。

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