オンコリスバイオファーマ<4588>2年後の成長に向け、パイプライン強化を推進

2015/09/15

2年後の成長に向け、パイプライン強化を推進
ベーシックレポート
(株)QBR 豊田  博幸

ウイルスによる難病治療を標榜するバイオベンチャー
同社は「Virology(ウイルス学)に立脚した創薬」による難病治療を使命に設立された、独自創薬が強みのバイオベンチャー。医薬品・検査薬の2事業を推進する。難病治療への想いは社名に込められている。社名のオンコリスは医学用語であるオンコロジー(腫瘍学)とリシス(溶かす)を組み合わせた。「がんをやっつける薬を新たに作る」という想いを込めた造語である。上場来、赤字が続くが、パイプライン強化により、17/12 期を目処に黒字回復を目指す。

小回りの利く開発体制で難病治療に取り組み
医薬品開発に要する時間の大幅な短縮を実現するため、アウトソーシングを活用したファブレス経営(生産設備を持たず、他社に生産委託する手法)を実践。同社の小回りの利く開発体制の源泉となっている。また、同社が取り組む難病治療は、対象となる市場規模が小さく、大手医薬品メーカーにとっては「儲け」になりにくいため、参入企業が少ない。同社は大手が参入しにくいマーケットで、市場シェアを高く維持し、競争力を高め、難病治療の医薬品開発を進める。

難病治療に向けパイプラインを強化
QBR による 15/12 期および 16/12 期の単独業績は、16 億円程度の営業赤字が続くと予想。17/12 期の黒字回復に向け、難病治療に向けたパイプライン強化を進めるため、高水準の研究開発費負担が生じることが要因だ。17/12 期は、パイプライン強化が奏功し、医薬品事業の売上高計上などが寄与し、営業損益は黒字を回復すると予想している。

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