星光 PMC <4963>化成品の順調な伸びなどで、業績は拡大基調に

2015/09/11

化成品の順調な伸びなどで、業績は拡大基調に
アップデートレポート
(株)QBR 伊藤  健悟

上期は原料安と子会社の寄与などで大幅営業増益に
15/12 期上期の連結業績は、売上高が前年同期比 5%増の 121 億円、営業利益が同 5.0 倍の 6.2 億円となった。国内では、紙・板紙やインキの生産量減少を受けて、製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂の両事業で出荷が落ち込んだが、前期 2Q に連結子会社化した KJ ケミカルズの寄与と、中国を中心とした海外での拡販により、売上高は連結全体で小幅増を確保。利益面では、国内での販売数量減の影響を、前期中に実施した値上げとその後の原料安による採算改善と国内外での合理化効果、KJ ケミカルズの寄与などで吸収して営業利益段階から大幅な増益を達成し、純損益は黒字に転換した。

販売面では厳しいが、年間でも順調な拡大を見込む
15/12 期通期の連結業績について QBR では、従来予想を売上高 256 億円→243 億円(前期比 1%増)、営業利益 14 億円→13 億円(同 4.1 倍)へ修正する。上期は大幅な増益だったものの、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は想定以上に販売面で苦戦。海外での販売も、従来の見通しよりも市場の開拓が遅れている。一方で、KJ ケミカルズは順調に推移しているが、今後は原料安の効果が一巡する中で、製品価格の下落が避けられないこともあり、売上高、営業利益とも予想を引き下げた。ただし、前期との比較では年間でも大幅な増益となる見通しで、続く16/12 期も、売上高が前期比 5%増の 255 億円、営業利益が同 15%増の15 億円と、業績の拡大基調が続くと考える。中期的には、既存分野での海外での一段の拡販や、銀ナノワイヤなど新製品の早期戦力化にも期待したい。

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