健康コーポレーション<2928>採算改善が進展、「RIZAP」に加え、通販も好調

2015/08/28

採算改善が進展、「RIZAP」に加え、通販も好調
リサーチノート
(株) QBR  豊田  博幸

16/3期1Q は広告宣伝費の負担増を吸収し、営業黒字確保
16/3期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比43.1%増の121億円、営業損益が27百万円の黒字(前年同期は4.6億円の赤字)を確保。「RIZAP」の大幅な伸長に加え、通販事業が好調に推移し、美容・健康関連事業の売上高が同57.4%増の64億円となった。他の事業の売上高もM&A(企業の合併・買収)やネット販売の寄与などから、アパレル関連事業が同2.2倍の22億円、住関連ライフスタイル事業が同27.5%増の15億円と好調。ただ、エンターテイメント事業は事業見直しなどが響き同7.8%減の21億円となった。低採算のアパレル関連事業の売上構成比上昇により、売上総利益率が62.4%→61.6%と低下したが、「RIZAP」や通販商品の広告宣伝効率(=広告宣伝費投入に対する商い成約率)が上昇し、営業損益はわずかながら黒字に転換。期初の社内計画(15/3期1Q並みの水準)も上回って着地した。 財務面をみると、有利子負債が14/3期末129億円→15/3期末173億円→16/3期1Q末174億円となったが、自己資本比率が14/3期末18.4%→15/3期末16.8%→16/3期1Q末21.5%、D/E レシオ(有利子負債÷自己資本)が14/3期末2.52倍→15/3期末2.62倍→16/3期1Q末1.92倍と、直近は改善。M&Aを含め急速な業容拡大が続いているが、財務健全性は維持できたと評価している。

QBR予想および会社計画ともに従来予想を据え置き
1Q業績は順調に推移。なかでも営業利益は想定を上回る改善だったが、事業拡大が続いており、さらなる広告宣伝費の計上や、事業基盤拡大のための先行費用なども想定されるため、従来のQBRによる16/3期予想を据え置くことにする。16/3期は連結売上高が前期比55%増の605億円、営業利益が同2.5倍の52億円を予想している。会員数拡大や、シニア層の開拓などにより、「RIZAP」事業の売上高拡大を見込む(15/3期100億円→16/3期QBR予想200億円)。また、通販製品も「どろあわわ」、「ひとてまい」などの商品訴求力の向上などによる拡大も見込まれ、主力の美容・健康関連事業は前期比69%増の370億円と、業績を牽引する見通し。営業利益は「RIZAP」や通販製品の広告宣伝費拡大などがあるものの、広告宣伝効率の上昇や、子会社化した企業の効率性改善効果が見込まれることなどから、増収率を上回る増益率を予想する。

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