アサンテ<6073>第1四半期は計画線のスタートになったもよう

2015/07/23

第1四半期は計画線のスタートになったもよう
ベーシックレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ   堀部  吉胤

白蟻防除のトップ企業
1970年創業の白蟻防除を中心とした総合ハウスメンテナンス会社。2003年頃から約6年続いた悪質リフォーム業者の社会問題化の影響を受け、多くの業者が破綻、事業縮小に追い込まれる中、当社は1979年から各地のJA(農協)との提携 を進めコンプライアンス重視の堅実経営を行ってきたことにより、 この厳しい時期を乗り切り、11/3期から業界トップとなった。利益率が高く、財務も健全。

15/3 期は消費増税の影響が厳しく営業減益となった
15/3期業績は、売上高126億円(前期比2.0%減)、営業利益22.9億円(同10.6%減)。期初時点では、人員増を背景に前期比 7.9%増収、6.2%営業増益と安定的な成長を計画していたが、消費増税の駆け込み需要の反動が予想以上に厳しく、また長引いたうえに、台風などの天候不順が響き、微減収となった。特に新規の白蟻防除が苦戦した。価格改定はなく、売上総利益率は71.2%(同 1.1pt 減)と高水準を維持したが、人件費増などから2桁営業減益となった。

景気の緩やかな回復とともに安定成長軌道を取り戻そう
16/3期会社業績予想は売上高139億円(前期比9.7%増)、営業利益26.0億円(同13.1%増)。雇用・所得環境の緩やかな改善を受け、月次売上高は2月頃から回復の兆しが現れてきており、1Q(4-6 月)の売上高は38.9億円(前年同期比5.3%増)となった。1Qは人件費増などから小幅営業減益になったとみられるが、売上高、利益とも計画線のもよう。通期の売上高計画はやや意欲的としても、販管費の想定が保守的とみられることから、概ね計画線の利益を確保できよう。中長期的には中古住宅の流通活性化を促す国の各種施策が、消費者の白蟻防除に対する意識を高め、営業上追い風になると期待したい。

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