フューチャーベンチャーキャピタル<8462>大型IPOによる16/3 期業績の急回復が期待される

2015/04/02

大型IPOによる16/3 期業績の急回復が期待される
アップデートレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

15/3 期は IPO がなく、小幅最終赤字で着地しよう
15/3期3Q累計(4-12月)決算は、実態を捉えるのに適している単体ベースで、売上高5.0億円(前年同期比44.9%増)、経常利益▲0.83億円(前年同期は▲0.79億円)、純利益▲0.91億円(同▲0.87億円)。1Q(1-3月)にジェイエスエス(JASDAQ6074)株の残り全てを売却したため売上高は膨らんだが、若干のキャピタルロスとなったため、引続き小幅の赤字となった。TIWでは15/3期にIPOを1社予想していたが、結局IPOはなく、通期でも小幅最終赤字で着地するとみられる。

16/3期は大型IPOによる業績、自己資本の急回復を予想する
小規模なVCの業況は一つのスーパーディールで一変する。16/3期、17/3期はこれを確認することになろう。16/3期には複数のIPOがあると予想するが、その中に注目度の高い大型IPOがあるとみられる。当社の出資比率の高いファンドからのアーリーステージ投資案件とみられ、業績への寄与は非常に大きくなろう。16/3期業績は当該案件のIPO、一部売却を大前提に下表(単体予想は7頁)のように急回復を予想した。17/3期も当該案件の売却を進めることで業績続伸となろう。他にも有望な上場予備軍が控えており、業績急回復が一過性で終わることはないだろう。15/3期3Q末で1.7億円まで減少している自己資本は、16/3期末には期間利益とその他有価証券評価差額金の計上により数十億円水準となろう。近年苦戦していた新規ファンド設立に関しては、6月を目処に最終コミットメント総額50億円規模の IoT(Internet of Things)をテーマとするファンドの設立を目指している。業績、財務の急回復後は、ファンド設立に一層の弾みがつくことを期待したい。

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