いちごグループホールディングス(2337・JASDAQ スタンダード)

2011/11/09

収益の安定性が向上しつつある
アップデートレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

12/2期2Q累計決算は減益ながら会社計画線
12/2期2Q累計(3-8月)の営業利益は、実態を捉えるのに適している自己持分方式では2.4億円(前年同期比55.4%減)。1月のREIT運用会社の買収などにより不動産フィー収入が大幅に増加したが、海外株式の売却益の減少などにより大幅減益となった。ただし、不動産フィー収入、賃料収入、施設管理収入といった安定収益で販管費を賄えるようになり、収益の安定性は高まっている。通期の営業利益の計画9億円(自己持分法式)に対する進捗率は低いが、自己勘定の不動産の売却が下期偏重の予定であることなどから概ね計画線としている(同社は期初に2Q累計の業績予想を開示していない)。営業外損益の予想などが保守的なため、純利益は会社計画を上回るだろう。

AUMは停滞気味だが、収益性は改善傾向
8月末のAUM(運用資産残高)は3,921億円(前期末比68億円増)と停滞気味。リーマンショック前に組成されたファンドは運用悪化を受けリファイナンス時にアニュアルフィーの料率を引下げられたことなどから非常に低収益になっており、こうした物件を売却し、新しいファンドを組成することで収益性は改善に向かいつつある。系列REITのいちご不動産投資法人はFCレジデンシャル投資法人と11月1日に合併。投資口価格の低迷からPO(公募増資)は難しい状況だが、負ののれん約170億円を活用して物件の入替を進める方針であり、これに伴い運用フィー収入が増加することになる。

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