サンセイランディック<3277>仕入れ競争は昨年後半から緩和しつつある

2015/03/25

仕入れ競争は昨年後半から緩和しつつある
アップデートレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

15/12期業績は前期の仕入れ苦戦を受け踊り場になる見込み
14/12期決算は、3Q累計(1-9月)決算発表時の業績予想修正を若干上回って着地した。期初計画に対しては、売上高が16.4億円未達になった一方、良好な金融環境、不動産市況を受け、底地、居抜き物件の販売価格が想定以上となったため、営業利益は逆に1.4億円上回った。14/12期の仕入高は、居抜き物件や大規模な底地で中小の戸建業者などとの取得競争が激化した結果、46.1億円(前期比27.7%減)にとどまった。ただし、中小の戸建業者は資金調達力に限界があることから、昨年後半以降、仕入れ競争は緩和しているという。15/12期は前期の低調な仕入れを受け、前期比小幅営業増益にとどまる見込み。特に上期が厳しく、近年、仕入れ・販売の平準化を進めてきたが、一旦、平準化は後退する。昨年12月の公募増資による希薄化を吸収し切れず、EPSは微減の見込み。

新3カ年計画では3年で純利益1.5倍を目指す
14/12期決算とともに新3カ年計画を発表。引続き、主力の底地の流動化など既存事業の強化を図りつつ、これまでに培ってきた権利調整ノウハウを活かした新規事業の確立を目指す。旧借地借家法に基づく底地は新たには創設されず、徐々に減少していくため、超長期的視点に立ち将来に備えようという考え。新規事業として具体的には、①東北の復興現場における権利調整、②木造住宅密集地域などにおける空き家ビジネス、を掲げている。既存事業では、今年1月からの相続税の課税強化を受け、仕入れ情報チャネルとして税理士との提携強化などを図る。17/12期の純利益は14/12期比1.5倍を目指す方針。

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