三栄コーポレーション(8119・JASDAQ スタンダード)

2015/03/05

今期3Q累計は営業利益が倍増。QBR業績予想は変更せず
リサーチノート
(株)QBR 堀内  敏成

15/3期3Q累計業績は、前年同期比10%増収、営業利益は倍増
15/3期3Q累計(14年4~12月)の連結業績は、売上高323億円(前年同期比9.6%増)、営業利益5.7億円(同2.1倍)と増収・大幅増益となった。同社の事業の両輪であるOEM事業(14/3期売上高構成比76%)、ブランド事業(同24%)がともに増収を達成。セグメント別でも、家具・家庭用品事業、服飾雑貨事業、家電事業の主要3セグメントの売上高がいずれも増加し、連結全体の増収に寄与。円安の進行による輸入の仕入価格上昇などの影響で、売上総利益率は同1.0ポイント悪化したが、増収効果に加えて販管費の抑制が寄与、また、抜本的なリストラによる中国子会社三發電器(家電事業)の大幅な損益改善なども貢献し、大幅な営業増益となった。前年同期に関係会社を売却したことにより、持分法投資利益が減少したが、為替差益の増加などが寄与して、経常利益は同2.2倍の7.0億円。純利益は同3.6%減の4.7億円となったが、前年同期に関係会社株式売却益6.7億円(特別利益)を計上した反動が影響した。

3Q3カ月ベースでは営業利益は2.9倍に
15/3期3Q(14年10~12月)の3カ月ベースの連結業績は、売上高122億円(前年同期比13.2%増)、営業利益4.4億円(同2.9倍)となった。大幅な増収増益に貢献したのは、家具・家庭用品事業と家電事業。家具・家庭用品事業は、売上高64.6億円(同16.3%増)、営業利益1.3億円(同2.2倍)。OEM事業で欧米や中国向けが好調に推移。家電事業は、売上高が15.7億円(同37.8%増)、営業損益は1.5億円の黒字(前年同期は0.6億円の赤字)と改善。OEM事業で国内外の小物生活家電の販売が大幅に伸長したほか、上記の通り三發電器の損益改善が大きく寄与した。

会社側は15/3期通期計画を据え置き
会社側は3Q累計業績を踏まえ、15/3期通期の連結業績見通しを据え置いた。売上高400億円(前期比0.3%増)、営業利益8.3億円(同2.1倍)、経常利益7.8億円(同60.8%増)、純利益5.0億円(同9.1%増)の計画。3Q累計業績の通期見通しに対する進捗率は、売上高81%、営業利益69%、経常利益89%、純利益94%。4Qにおける急激な円安進行などのリスクはあるものの、通期計画達成が視野に入ったといえよう。

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