ワッツ (2735・JASDAQ スタンダード)

2011/11/01

低コスト経営で増益続くと予想。海外展開加速へ
リサーチノート
(株)QBR 堀内 敏成

4Qも販売好調続き、11年8月期は37%営業増益
11年8月期(10年9月~11年8月)の連結業績は、売上高382億円(10年8月期比10.3%増)、営業利益18.2億円(同37.1%増)となり、8月3日付アップデートレポートにおけるQBR予想(売上高375億円、営業利益17.0億円。会社計画と同額)を上回った。第4四半期(11年6~8月、4Q)も直営既存店売上高が好調に推移(前年同期比4.0%増)。4Q3カ月の連結業績は、売上高98億円(同12.7%増)、営業利益4.5億円(同58.6%増)と大幅な増益だった。

11年8月期通期の直営既存店売上高は2.8%増加
11年8月期通期の直営既存店売上高は10年8月期比2.8%増加した(期初公表の会社通期計画は同横ばい)。自社開発のお買い得商品「ワッツセレクト」の強化に伴う客数増などにより、上期(10年9月~11年2月)は前年同期比1.1%増加。続く3Qの3カ月(11年3~5月)は同4.8%増と伸長。特に東日本大震災が発生した3月は、日用雑貨のまとめ買いなどによる客単価の上昇が寄与して前年同月比8.1%の大幅な増加に。続く4月は同3.7%増、5月は同2.8%増と伸び率は鈍化をたどったが、再び客数の伸びが販売増を支える形となった。4Qも震災の発生以降の節電、節約志向のなか、避暑関連および節電関連商材を求めて来店する顧客が、低価格の消耗雑貨、「ワッツセレクト」などのお買い得商品を「ついで買い」する動きが売り上げを押し上げた。なお、「ワッツセレクト」は、10年8月期末で22品目であったが、11年8月期末には121品目まで増加。これにより、面展開による効果的な訴求が可能となり、販売増に貢献した。

新規出店はほぼ計画通り進展
11年8月期通期の新規出店(直営店)は99店舗となり、会社通期計画(100店舗)をほぼ達成した。閉店は42店舗(同47店舗)。同社は6月に北海道に初出店し、全国47都道府県への展開を達成。さらに、9月には100円ショップの音通(7647)から北海道内の8店舗を買収。今後も、年間100店舗程度の新規出店に加え、M&A(合併・買収)の活用、タイをはじめとする海外事業の拡大により店舗網の拡充を図る意向。タイの店舗は11年8月期末で6店舗。既存店売上高は10年8月期比24.8%増と高水準で推移した。

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