きちり(3082・東証1部)

2014/06/20

今期の10%営業減益のQBR予想を維持、来期は増益へ
リサーチノート
(株)QBR   細谷  雅弘

3Q累計は15%営業減益、販管費の増加が響く
14/6期3Q累計の単独業績は、売上高52億円(前年同期比10%増)、営業利益3.6億円(同15%減)。埼玉初となる「KICHIRI OMIYA WEST」を大宮駅前にオープンするなど新規出店が進み、売上高は2桁増加。 増収の効果で売上総利益は増加したが、販管費が前年同期比14%増と売上高(10%増)を上回る伸びとな り、営業利益は減少した。上期に、プラットフォームシェアリング事業(フランチャイズに近い概念の手 数料ビジネス)の強化に伴って採用関連など、一過性とみられる先行投資的な費用が増加し、同24%営業減益の2.2億円だったことが響いた。3Q3カ月では、売上高は前年同期比10%増の17億円、営業利益は同4%増の1.4億円と、増収の効果で営業増益に転じている。QBRでは3Q累計の業績について概ね想定線だったととらえている。会社側では、「若干弱含みながらも想定の範囲内」としている。

QBR予想の今期営業利益は10%減の5.1億円で据え置き、来期は増益へ
会社側は1月24日に公表した14/6期通期の単独業績見通しを据え置いた。計画値は、売上高 71億円(前期比14%増)、営業利益5.4億円(同4%減)。通期でも、店舗数の増加による効果で売上高は前期を上回る見通し。一方で、増収に伴う経費増や前述の一過性の費用負担で販管費が増加、売上総利益は増加する ものの、吸収できない見通し。QBR予想は、売上高が前期比 9%増の68億円、営業利益が同10%減の5.1億円。前回予想(3月28日)を変更していない。事業環境を幾分厳しく見ていることからQBR予想は会社 計画を下回る。 翌15/6期の単独業績は、売上高が前期比10%増の75億円、営業利益は14/6期の一過性の費用がなくな ることに加え、店舗数の拡大に伴う仕入コストの低減や、プラットフォームシェアリング事業の寄与などから同33%増の6.8億円を予想。前回予想を据え置いた。中期的な成長戦略の柱と位置づけているプラッ トフォームシェアリング事業(売上高:QBR による13/6期推定実績0.8億円→14/6期QBR予想1.0億円→15/6 期QBR予想1.2億円)の動向に引き続き注目していきたい。5月8日、東証1部に指定。

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