いちごグループホールディングス(2337・JASDAQ スタンダード)

2012/09/25

ファンドの収益性が着実に改善
アップデートレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

安定収益で固定費をカバーできる体制が確立
13/2 期1Q(3-5 月)の自己持分方式による営業利益は3.0 億円(前年同期比2.7 倍)。前年同期にファンド出資持分に関する減損損失を4 億円強計上した反動、ファンド出資持分からのインカム配当の増加により大幅増益。AM フィー、賃貸収入、インカム配当など安定収益による固定費(販管費+支払利息)のカバー率は121.5%となり、安定収益で経常黒字を確保できる体制が確立。
通期の会社業績予想は据置き。売上高の進捗率が低いのは、下期に物件の売却を多く見込んでいるため。キャピタルゲイン・売却配当の予想は3 億円と含み益の状況、良好な売却環境からみて保守的であり、業績の上方修正が期待できよう。

私募ファンド運用会社を取巻く外部環境は改善傾向
今春頃から海外投資家の日本の不動産に対する投資姿勢が積極化。
欧州債務危機を受け欧米の投資家が欧州のアロケーションを日本などに振り向ける動きがみられる。当社が運営する私募ファンドのエクイティ投資家は海外年金基金など海外投資家が中心のため今後のファンド組成に向け、エクイティ資金の調達環境の好転は明るい材料。
問題は市場に流通する物件数が少ない状況が続いていること。良好なデットの調達環境は、国内外の投資家の投資意欲を高めている半面、市場に物件が放出されにくい状況を生んでいる。ただし、東京のオフィス市況は大規模オフィスの供給一巡により底打ち感が強まっており、売り手と買い手の価格目線が合いやすくなっていくとみられることから、今後の不動産の流動性の本格回復に期待が持てよう。

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株式会社東京証券取引所
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東京証券取引所・札幌証券取引所上場会社に対する投資家の理解を一層深めていただくことを目的に、第三者の専門家による客観的な分析を記したアナリストレポートです。
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