サムティ (3244・JASDAQスタンダード)

2012/09/05

物件の仕入れは取得競争激化により遅れ気味
アップデートレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ 堀部 吉胤

地方物件の仕入れを強化
7月5日に第三者割当による18億円の優先株式を発行。リーマンショック後の資産圧縮局面から資産再拡大により収益を回復させる局面に入っており、収益不動産の仕入れを積極化するためにとられた財務戦略。優先株式発行により得た資金はレバレッジを効かせ、70億円程度の収益不動産を取得することを目指している。しかし、良好なデットの資金調達環境を受け、物件の取得競争は激しさを増している。加えて、当社の場合、優先株式が株価低迷により普通株式に転換されず、買戻すことになった場合、発行時に遡及し10%複利の金利を支払う必要があり、投資のハードルは高い。結果、物件の仕入れは当初の想定に比べ大幅に遅れている。このため、競合が比較的少なく、利回りが高い地方物件の仕入れに注力している。各種施策により、その成果は徐々に現れ始めている。

13/11期は投資用マンション分譲の拡大が牽引役になろう
12/11期2Q 累計(12-5月)の営業利益は、大型物件の売却の期ずれにより期初計画を1.3億円下回ったが、固定資産売却益6.6億円を特別利益に計上したことなどから純利益は計画を2.9億円上回った。通期会社業績予想は据置き。固定資産、再生流動化(短期の買取再販)案件の仕入れの進捗の遅れにより、経常利益段階までは会社予想を下回るだろう。下期にも固定資産売却益を多少計上するとみられ、純利益は会社予想線で着地するとみる。13/11期は投資用マンション分譲の売上計上戸数の急増により、営業増益を確保できると予想する。ただし、足元までの仕入れの状況を踏まえ、TIW業績予想を下方修正した。

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