中村超硬<6166> 想定以上の需要増を背景に 18 年 3 月期の業績急回復が続く

2018/02/23

太陽電池用のウエハ切断に用いられるダイヤモンドワイヤの製造が主力
想定以上の需要増を背景に 18 年 3 月期の業績急回復が続く

業種:機械
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・中村超硬(以下、同社)は、ダイヤモンドの微細加工技術をコア技術とす るメーカーで、現在の主力事業は、太陽電池用のシリコンウエハのスライ ス加工の工程で用いられるダイヤモンドワイヤの開発、製造である。

◆ 18年 3月期上期決算
・18/3 期第 2 四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高が 5,882 百万 円(前年同期比 204.2%増)、営業利益が 694 百万円(前年同期は 194 百万円の赤字)となった。主力のダイヤモンドワイヤの旺盛な需要に加え、 原価低減の施策の奏功により、想定以上に速い業績回復を見せた。ま た、ダイヤモンドワイヤ以外の事業も増収増益となった。

◆ 18年 3月期業績予想
・18/3 期業績について、同社は売上高 12,500 百万円(前期比 150.4%増)、 営業利益 1,500 百万円(前期は 1,653 百万円の赤字)へ上方修正した。 ダイヤモンドワイヤの需要増が継続することを見込むと同時に、生産設備 の改造により増産に備えるとしている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/3 期の業績予想につ いて、売上高は13,056百万円(前期比161.5%増)、営業利益1,942百万 円へ上方修正した。直近のダイヤモンドワイヤの販売増、販売価格の安 定、原価改善の状況を反映させた。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、19/3 期以降の業績予想も上方修正し、20/3 期には売 上高営業利益率が 16.8%まで改善すると見ている。旺盛な需要環境がし ばらく続くことを想定しているが、増産と原価低減のために行われている 設備投資が、予定通りに進むことが前提となる。また、急激な為替変動は 短期業績に影響を与えうるリスク要因である。
・新規事業は現段階では業績には大きく織り込んでいないが、その進捗 には引き続き注意を払っておきたい。

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ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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