Ubicomホールディングス<3937> 今後の成長が期待できる次世代ソリューションの収益貢献を見極めたい

2017/10/20

20年以上に亘るフィリピンでのオフショア開発実績が強み
今後の成長が期待できる次世代ソリューションの収益貢献を見極めたい

業種:情報・通信業
アナリスト:難波 剛

1.会社概要
・Ubicomホールディングス(以下、同社)は、フィリピンを中心としたオフショア開発拠点で、ソフトウェアの設計・開発・検査までを行うソフトウェア開発企業である。

2.財務面の分析
・14/3期に経常赤字を計上したものの、その後主力取引先からの安定的な受注により順調な業績が続いた17/3期までの3年間の平均増収率は、7.7%と堅調に推移した。また、受注案件の採算性重視の姿勢、近年のフィリピンペソに対する円高進行により、経常利益率が大きく改善した。
・他社比較では、同社の過去3年平均増収率は類似会社をやや下回っている。3年前に経常赤字となった同社の経常利益率は、17/3期には他社と比較して遜色ない水準まで改善しているため、過去3年の利益成長率は高い。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、フィリピンでの安定した人材育成、オフショア開発体制の確立にあるといえる。また、トップタレントプロジェクトマネージャーと呼ばれる約30名のフィリピン人マネージャーが、フィリピンでスムーズに開発できるよう橋渡しの役割をしており、安定した開発体制を確立できている。

4.経営戦略の分析
・同社は、今後ますます国内におけるITエンジニアの不足に対応するため、フィリピンの開発要員の強化を行っている。また、収益性向上に向け、次世代ソリューションへの傾注を進めている。

5.アナリストの評価
・国内ITエンジニアは慢性的に不足しており、労働人口減少も重なり、今後も一層不足感が強まると予想される。同社の安定したオフショア開発へのニーズは今後も高まると予想され、成長が期待される。

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ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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