アイリッジ <3917> 「popinfo」ユーザーが順調に増加、18年7月期も二桁増収増益が続く見通し

2017/10/04

スマートフォンを利用したO2Oソリューションの提供が主力事業
「popinfo」ユーザーが順調に増加、18年7月期も二桁増収増益が続く見通し

業種:情報・通信業
アナリスト:佐々木 加奈

◆ 事業内容
・アイリッジ(以下、同社)は、スマートフォンを利用した企業へのO2Oソリューション提供、集客・販売促進等を中心とした企画・運営支援を手掛けている。同社が提供するプラットフォームは多様な機能を備えた「popinfo(ポップインフォ)」である。

◆ 17年7月期決算の概要
・17/7期の売上高は前期比21.4%増の1,493百万円、営業利益は同54.0%増の210百万円であった。ユーザー数が16/7期末の4,500万ユーザーから17/7期末には6,769万ユーザーへと順調に増加し、売上増に寄与した。内製化の進展による原価率の改善及び増収効果による販管費率の改善により、増収率を上回る利益の伸びとなった。
・期初予想に対しては、売上高が若干未達であったが、営業利益は上回り最高益を更新した。売上未達は、一部の開発案件の売上計上が翌期に持ち越しとなったことが主因である。

◆ 18年7月期の業績予想
・18/7期の会社計画は、売上高が前期比33.9%増の2,000百万円、営業利益が同23.4%増の260百万円である。ユーザー数の増加基調が継続していることに加え、開発案件も順調に増加していることから、二桁増収増益が維持できると同社は見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)の18/7期業績予想は前回予想を若干修正し、会社計画と同水準とした。

◆ 事業戦略と中期業績見通
・同社はO2O事業の進化や新規事業及びサービスの創出などに取り組み、持続的な業績拡大に繋げていく考えである。そのために、開発要員を中心とした人材採用を進めている。
・当センターでは、O2Oマーケティングの重要性は今後更に高まっていくと予想している。「popinfo」の中期的な拡大余地は大きく、当面の業績牽引役になると予想している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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