ウイルプラスホールディングス<3538> 輸入車市場におけるシェア拡大と子会社の収益性改善による利益成長を目指す

2017/04/07

M&A を成長戦略の柱に据える独立系輸入車販売業者
輸入車市場におけるシェア拡大と子会社の収益性改善による利益成長を目指す

業種:小売業
アナリスト:大間知淳

1.会社概要
・ウイルプラスホールディングス(以下、同社)は、連結子会社 3 社により、 ジープやフィアット、BMW、MINI、ボルボなど8ブランドの輸入車(新車) の正規ディーラーを運営する独立系の純粋持株会社である。新車と同じ ブランドの中古車も取り扱うほか、車輌整備や保険販売も手掛けている。

2.財務面の分析
・14/6 期~16/6 期の決算をみると、買収した子会社と新規出店の貢献によ り、売上高は年平均 10.9%増加したものの、減価償却費やのれん償却費 が膨らんだため、経常利益の伸びは同 0.2%増にとどまった。
・他社との比較では、安全性と収益性、成長性の観点で魅力的な水準に ある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、M&A 後の事業再生ノウハウにある。

4.経営戦略の分析
・同社は、マルチブランド戦略とドミナント戦略を基本方針としているが、今 後は、上場を前にして、控えていた M&A を再開することで、新ブランド の獲得や新規エリアへの進出、店舗数の拡大を図り、輸入車市場でのシ ェア拡大と買収した子会社の収益性の改善により利益成長を目指してい る。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、好調な新車販売がけん 引し、17/6 期は会社計画を上回る前期比 29.8%の営業増益を見込んで いる。18/6 期以降も高価格帯の新型モデルの販売増加とセールスミック スの改善などから、年率 10%程度の営業増益を予想している。
・買収先の業績を短期間で改善してきた実績を当センターは評価しており、 新ブランドの獲得や新規エリアの進出が実現できるかに注目したい。

 

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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