ナガオカ<6239> 17 年 6 月期も赤字が続き、継続企業の前提に関する注記が付与

2017/04/04

石油関連プラントや取水設備向けにスクリーンを提供する企業
17 年 6 月期も赤字が続き、継続企業の前提に関する注記が付与

業種:機械
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・ナガオカ(以下、同社)は、石油関連プラントの内部装置(スクリーン・イン ターナル)や地下水の取水用スクリーンなどの中核部品を提供している。
・同社は単なる部品メーカーではなく、石油関連プラントや取水に関する ソリューションプロバイダーと位置づけられ、今後は水処理関連が成長分 野となろう。

◆ 17 年 6 月期上期決算の概要
・17/6 期第 2 四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高 1,213 百万円 (前年同期比 14.0%増)、営業赤字 220 百万円、経常赤字 165 百万円と なった。売上高は期初会社計画の 1,580 百万円を下回り、営業赤字も 169 百万円の赤字想定より拡大した。一方、為替差益が発生し、経常赤 字幅は期初計画より若干縮小した。
・海外の水関連事業での受注獲得が進まなかったことと、エネルギー関連 事業での需要の縮小と新規競合の出現で価格競争が厳しくなったことが 影響した。

◆ 17 年 6 月期の業績予想
・17/6期業績について、同社は売上高3,164百万円(前期比1.3%増)、営 業赤字 319 百万円(前期は 597 百万円の赤字)、経常赤字 293 百万円 (同 871 百万円の赤字)と予想し、期初に目指していた黒字転換(187 百 万円の営業黒字)から計画を引き下げた。
・証券リサーチセンターでは、17/6 期上期決算より「継続企業の前提に関 する注記」が付けられるようになったことを受け、17/6 期以降の業績予想 を無効として取り下げた。

 ◆ 今後の注目点
・2 期連続の経常赤字の見通しとなったことを受けて、代表取締役等が交 代した。新代表取締役の下での業績立て直しが急がれる。
・17/6 期から主力事業と位置付けた水関連事業では、一旦海外での受注 活動を停止し、国内案件の受注に注力する方針となった。価格競争激 化で採算性が低下しているエネルギー関連事業での受注回復がしばら く見込みにくいことを考えると、国内の水関連事業の受注が、業績回復 の速度を決定づけることとなろう。

 

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ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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