ソネット・メディア・ネットワークス<6185> 自社開発の人工知能を通して、顧客企業の広告効果を支援

2017/03/27

広告プラットフォームを提供するマーケティングテクノロジー企業
自社開発の人工知能を通して、顧客企業の広告効果を支援

業種:サービス業
アナリスト::岡野辰太郎

1.会社概要
・ソネットメディアネットワークス(以下、同社)は、ビッグデータ処理、人口 知能、金融工学の 3 つのコアテクノロジーを軸にマーケティングテクノロ ジー事業を展開している。
・広告主の広告配信効果を最適化するための広告プラットフォーム(DSP) が同社の主要サービスである。他にアフィリエイトサービス、媒体の収益 最大化を支援するサービスを提供している。

2.財務面の分析
・17/3 期第 3 四半期累計の売上高は前年同期比(前期単体比)22.3% 増の 4,910 百万円、営業利益は同 11.8%減の 150 百万円となった。 通期計画に対する進捗率は、売上高は 73.3%、営業利益は 50.2%で あった。17/3 期の会社計画は、売上高が前期比 19.0%増の 6,700 百 万円、営業利益が同 2.0%増の 300 百万円となっている。
・証券リサーチセンターは、18/3 期について、主力サービスの DSP 事業 が業績を牽引し、前期比 17.9%増収、17.8%営業増益と予想する。18/3 期のDSP事業の広告キャンペーンの平均単価は前期と同じ104.5万円、 広告キャンペーン数を前期比 26.4%増の 4,958 件を前提とした。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、DSPの持つビッグデータを分析する人工 知能VALIS-Engineにある。ソニーの旧システム技術研究所から移籍 してきた機械学習プロフェショナルチームの知見は、サービスのラ インナップ拡充や顧客企業への提案力向上につながっている。

4.経営戦略の分析
・長期的には、広告主の保有するユーザーデータや外部データ等を 一元管理し、VALIS-Engine で分析することにより、様々なデバイ スを跨いだマーケティング施策を包括的に提供する「Digital Marketing Hub 構想」の実現を目指している。

5.アナリストの評価
・VALIS-Engine を活用したビッグデータをリアルタイムで解析し、 最適な広告を選定する時間は業界トップクラスであり、クライアン トの継続率が 90%台を維持していることは評価できる。

 

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ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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