フィックスターズ<3687> SSD の開発投資負担が大きいが、16 年9 月期以降も収益拡大が継続する見通し

2016/06/28

マルチコアプロセッサ対応ソフトウェア開発が主力事業の技術志向型ベンチャー企業
SSD の開発投資負担が大きいが、16 年9 月期以降も収益拡大が継続する見通し

業種:情報・通信業
アナリスト:大竹 喜英

◆「Speed up your Business」を標榜するベンチャー企業
・フィックスターズ(以下、同社)は、マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化及び最適化と、省電力かつ高速I/Oを実現する新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、トータルソリューションを提供している。

◆16年9月期上期は開発投資増で利益成長が鈍化
・16/9期第2四半期累計期間(以下、上期)の業績は、売上高2,081百万円(前年同期比18.1%増)、営業利益396百万円(同3.5%増)、経常利益397百万円(同0.8%増)、純利益270百万円(同0.3%増)であった。
・期初では上期について営業減益を予想していたが、売上好調に加え研究開発費の一部が下期へずれ込んだため、売上高営業利益率は15/9期下期の12.7%から16/9期上期は19.1%に回復した。

◆SSDは開発費用先行だが高い成長性と収益改善が期待される
・同社は16/9期業績について、売上高4,031百万円(前期比12.5%増)、経常利益625百万円(同横ばい)、当期純利益447百万円(同0.1%増)とする期初予想を据え置いた。特に利益面で慎重な予想となっている。
・証券リサーチセンターでは、開発投資負担を考慮し16/9期業績予想を修正したが、ソフトウェア・サービス事業の豊富な顧客ニーズと、SSDの成長性や今後の収益性改善を見込み、成長企業という位置づけに変更はない。

◆投資に際しての留意点
・同社の売上高に占める東芝向け比率が際立っており、新規顧客の開拓に向けた取り組みが必要と考えられる。
・一般的なバリュエーション指標での投資判断は難しい。事業の融合と相乗効果を求める事業戦略は優れており、その成長力の実現度合と利益率の推移に注目すべきと考える。

 

  >>続きはこちら(1.22 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

コラム&レポート Pick Up