AMBITION<3300> 社会の構造変化を捉えた戦略で着実な成長を目指す

2016/06/17

主に東京 23 区のデザイナーズマンションを転貸する賃貸用不動産管理・仲介企業
社会の構造変化を捉えた戦略で着実な成長を目指す

業種:不動産業
アナリスト:内田荘太郎

1.会社概要
・AMBITION(以下、同社)は、不動産所有者から家賃保証付きで借り上げたワンルームや DINKS 層向け物件の転貸や賃貸物件の仲介・斡旋等をおこなっている。
・主力の賃貸不動産管理(プロパティマネジメント)事業は、主に東京 23 区内の物件を手掛け、若年層をターゲットとしている。

2.財務面の分析
・同社は、サブリース戸数の増大による入居者からの家賃収入増等により過去 3 年間の売上高は年率約 30%で拡大を続けている。
・同業他社との比較では、サブリース戸数の増大等による売上高の成長性については優位にあるが、収益性には改善の余地がある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、ホームページを活用した自社の「かりあげ王」「ルームピア」「かいとり王」のネットワークシステム、若者の集積する地区での店舗展開など関係資本及び組織資本が、サブリース戸数の拡大、自社物件成約率の高さ等に表れているように、3 事業に良い影響を与えていることである。

4.経営戦略の分析
・東京圏人口、独身者、賃貸住宅の増大等の変化を捉えた取扱物件選択、店舗展開等の経営戦略が、成長の源泉となっている。
・訪日外国人旅行者の増加に伴う民泊への取り組みも加わり、主力のプロパティマネジメント事業は更なる収益拡大が見込まれる。

5.アナリストの評価
・社会の動きを機敏に捉えた経営戦略が評価される。自社投資を抑えたサブリース管理戸数の拡大、賃貸・仲介、リノベーション物件の転売、サブリースの延長線上での民泊等着実なビジネスモデルである。
・16/6 期は 15 年末の賃貸・仲介事業買収等による人件費の増加、本社移転費用等により増益率は抑えられよう。自社物件の保有を過度に拡大しなければ、安定的な成長が期待できよう。

 

  >>続きはこちら(6.16 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

コラム&レポート Pick Up