東京一番フーズ<3067> ふぐ加工品や養殖事業が着実に伸びる一方、原材料費の高騰等が利益を圧迫

2015/08/25

国産とらふぐ料理専門店を関東圏で展開し、ふぐ加工品の卸売や養殖事業にも注力
ふぐ加工品や養殖事業が着実に伸びる一方、原材料費の高騰等が利益を圧迫

業種:小売業
アナリスト:柴田 郁夫

◆国産とらふぐ料理専門店を関東圏で展開
・東京一番フーズ(以下、同社)は、関東圏を地盤に国産とらふぐ料理専門店「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」を直営展開している。
・自社で使用するとらふぐの他、クロマグロやヒラマサ等の海面養殖事業も手掛けている。東京都のふぐ取扱い規制緩和(12年10月)を契機に、ふぐ加工品の卸売も開始も行っている。

◆15年9月期第3四半期決算(累計)は増収ながら減益決算
・15/9期第3四半期決算(累計)は、売上高3,098百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益449百万円(同8.7%減)と増収減益であった。
・既存店売上高が堅調に推移したことや、ふぐ加工品及び養殖事業の着実な伸びが増収に寄与した一方、原材料費の高騰等に加えて、東証一部指定に係る費用等により営業減益となった。

◆15年9月期は養殖事業の貢献等により増収増益を見込む
・15/9期の業績予想について同社は、期初予想を据え置いており、売上高3,868百万円(前期比9.6%増)、営業利益377百万円(同26.9%増)を見込んでいる。軌道に乗ってきた「養殖事業」や「ふぐ加工・外販事業」の伸びが同社の成長を牽引する計画とみられる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、15/9期第3四半期決算(累計)の進捗等を勘案して、利益予想を減額修正した。売上高3,850百万円(前期比9.1%増)、営業利益320百万円(同7.7%増)と同社予想を下回る水準を見込んでいる。

◆中期業績予想
・当センターでは、15/9期の利益予想を減額修正したことに伴い、中期業績予想の利益水準も全体的に引き下げたが、売上高予想は据え置いた。「ふぐ加工・外販事業」と、本格出荷が始まった「養殖事業」が同社の中長期的な成長を牽引すると予想しており、17/9期までの成長率として、売上高は年率7.6%、営業利益は同9.5%と見込んでいる。

 

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