SEMITEC<6626> アジアを中心とした適地・消費地生産で業績は回復基調

2015/07/02

温度センサをはじめとする各種センサを製造・販売
アジアを中心とした適地・消費地生産で業績は回復基調

 

業種:電気機器
アナリスト:大竹  喜英

1.会社概要
・SEMITEC(以下、同社)は、温度センサをはじめとする各種センサ等の製造・販売を主な事業とする電子部品メーカーである。
・同社グループは同社及び連結子会社 16 社で構成されている。同社はセンサ素子の開発と量産、「適地生産」及び「消費地生産」の考え方を基本にアジアを中心とした子会社ではアッセンブル及び販売を行っている。

2.事業展開と業績
・通信機器、自動車、家電・住設、OA 機器などの分野でセンサ需要が増加しており、15/3 期は2 期連続の過去最高売上高を更新した。利益面では、円安のメリットもあり 12/3 期をボトムに回復基調が続いている。
・16/3 期業績に関し、同社は研究開発費や積極的な設備投資によるコスト負担増を見込み、円安メリットも小さくなると判断し、売上高は前期比7.5%増、経常利益は同 36.3%減を予想している。

3.非財務面の分析
・既存顧客や新製品開発におけるパートナーとの良好な関係やマザー工場である千葉工場をはじめ海外のアッセンブル工場、販売拠点と、製販一貫体制が良好に機能している点などは同社の優れた知的資本と言える。

4.経営戦略
・競合会社との差別化を図るべく新製品の開発を進め、アジアを中心に適地生産及び消費地生産で顧客企業のニーズに応えている。生産及び販売拠点の再編で積極的に市場開拓していく方針である。

5.アナリストの評価
・今後は、生産拠点の整備が整い、研究開発も進み新製品が成長の牽引役になる見通しである。16/3 期は戦略的投資負担増で業績は低迷するが、中長期的には持続的な成長が可能と証券リサーチセンター(以下、当センター)では判断する。
・当センター予想の 16/3 期 EPS に基づく PER は 10.8 倍、15/3 期実績基準 PBR は 0.7 倍である。低評価バリュエーションを妥当とする根拠が希薄と判断し、再評価の局面があると見ている。

 

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ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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