ブイキューブ<3681> 新サービス、ソリューションモデルの開発を推進、潜在成長力は高いと考える

2015/04/28

Web 会議などビジュアルコミュニケーションサービスのトップベンダー
新サービス、ソリューションモデルの開発を推進、潜在成長力は高いと考える

業種:情報・通信業
アナリスト:高坂  茂樹

◆ 事業内容
・ブイキューブ(以下、同社)は、Web ブラウザを利用したオンライン会議等を実現するソフトウェアを開発し、主にクラウド型サービスとして提供している。パイオニアからの事業買収で文教分野(電子黒板等)を増強した。
・国内 Web 会議市場は推定約 113 億円で、同社はトップシェアを有する。M&A や提携先ブランドでのサービス提供で国内市場での地位の強化を図るとともに、アジア随一のベンダーを目指している。

◆ 14 年 12 月期決算
・14/12 期決算はクラウド型サービスの伸長、パイオニア VC の子会社化、中国子会社の急成長で前期比 85.4%増収となった。M&A による事業構成の変化で売上原価率が上昇し、営業増益率は 45.9%にとどまった。
・同社の事前予想に対する達成率は、売上高の 99.5%に対し営業利益では 76.5%にとどまった。販売構成が想定と異なったためだが、外貨建て資産に係る為替差益が発生し、経常利益では 111.4%となった。

◆ 15 年 12 月期業績予想
・同社の 15/12 期業績予想は前期比 36.7%増収、24.5%営業増益である。売上規模の拡大を第一義に販売職等の人材拡充を中心とする先行投資的な経費投入を計画しており、増益率は鈍化する見通しである。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、電子黒板システムや海外事業の売上高を同社よりも慎重に、国内クラウド型サービス売上高をやや強気に見込み、同 32.5%増収、36.5%営業増益と予想する。

◆ 投資に際しての留意点
・同社の事業は様々なアプリケーションが創造される成長過程にあり、業績見通しは流動的にならざるを得ないと当センターは考える。
・14 年 10 月にのれん償却前営業利益が一定水準を超えた場合に行使できる条件付きの有償ストック・オプションが発行された。利益成長加速のための M&A 実施に積極的であることに留意しておきたい。

 

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ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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