(5162:JASDAQ) 朝日ラバー 過去最高の売上高更新し上方修正

2017/12/06

asahirubber

今回のポイント
・18/3期第四半期は前年同期比17.0%の増収、同46.2%の経常増益。売上面では、ASA COLOR LED、RFIDタグ用ゴム製品と卓球ラケット用ラバーなどの工業用ゴム事業の受注が好調に推移した。利益面では、販売の増加、原価低減活動の継続等が寄与した。前期に引き続き、第2四半期で創業来最高の売上高と利益となった。・同社は、第2四半期の実績と今後の受注予測を踏まえて、 11月8日に18/3期の会社計画の上方修正を実施した。新しい会社計画は、前期比12.4%の増収、同8.7%の経常増益。売上面では、自動車関連製品の販売及びRFIDタグ用ゴム製品等の工業用ゴム事業の受注増加を見込んでいる。利益面では、ゴムの基礎研究力の強化、大学と連携した研究等の研究開発活動強化、基幹システムの入れ替えに係るコストの発生等の事業基盤強化に係る費用増を見込んでいる。1株当たり配当は、17/3期と同額(上期末6円、期末10円)の予定と期初予想を据え置き。

・主力のASA COLOR LEDの受注が中国を中心に急拡大していることが目を引く。中国ではSUV車種の販売台数拡大が継続しており、少なからず同社も恩恵を享受しているものと推測される。同社では好調な受注を背景に今下期にASA COLOR LEDの増産投資を実施する予定である。ASA COLOR LEDは収益性の高い製品であることから、今後の売上高拡大は同社の成長性を高めるものと期待される。高水準の受注を獲得し、拡大する生産能力を最大限活かすことができるのか下期以降のASA COLOR LEDの販売動向が注目される。

会社概要

小型電球やLEDに被せる事で様々な発色を可能にする被覆用ゴム製品を主力とする。自動車の内装用照明を中心に、携帯用通信機器、電子・電気機器、産業機器、スポーツ用等、幅広い分野で利用されている。シリコーン(ゴム状の合成樹脂)材料の配合技術と調色技術に強みを有し(色と光のコントロール技術)、シリコーンゴムに蛍光体を配合したLED用ゴムキャップは、LEDの光を波長変換して色調や輝度を調節できるため、10,000色以上の光を出す事やLEDの課題である光のばらつきを均一化する事が可能。また、医療・衛生用ゴム製品や硬質ゴムと軟質ゴムの複合製品等も配合技術を活かしてそれぞれの用途にあったゴム質を実現している。

グループは、同社の他、ゴム・プラスチック等の研究開発を行う(株)朝日FR研究所、米国の販売会社ARI INTERNATIONAL CORP.、及び工業用ゴム製品の販売を手掛ける朝日橡膠(香港)有限公司、10年7月に設立した工業用ゴム製品の製造・販売を手掛ける東莞朝日精密橡膠制品有限公司、及び12年1月に設立した工業用ゴム製品の開発・設計・販売を手掛ける朝日科技(上海)有限公司の連結子会社5社からなる。

【事業内容と主要製品】

事業は、自動車のスピードメーターや内装照明の光源向けの「ASA COLOR LED」や各種センサ向けのレンズ製品「ASA COLOR LENS」、或いは弱電製品に使われる応用製品、更にはスポーツ用ゴム製品(反発弾性、高摩擦抵抗等を追及した高品質の卓球ラケット用ラバー)等の工業用ゴム事業、点滴輸液バッグ用ゴム栓や真空採血管用ゴム栓、プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)向けガスケット等、使い捨てのディスポーザブル用ゴム製品の医療・衛生用ゴム事業に分かれ、17/3期第2四半期の売上構成比は、それぞれ83.6%、16.4%。今後は、RFIDタグ向け新製品、マイクロTAS製品などの新製品の販売拡大が期待される。

・ASA COLOR LED

ASA COLOR LEDとは、LEDの光と色のばらつきを解消する商品。青色LEDに蛍光体を配合したシリコーン製キャップを被せることで、自動車内装照明用に10,000色以上の均質な光を提供。

ASA COLOR LED

・医療用ゴム製品

点滴輸液バッグ用ゴム栓、真空採血管ゴム栓、薬液混注ゴム栓、プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)向けガスケットなど、医療現場で用いられるディスポーザブル商品に使用さる。安全性の高い材料を開発し、独自のコーティング技術で“漏れない”と“滑る”を両立し、注射速度の微妙な調節が可能。

プレフィルドシリンンジ向けガスケットのイメージ

・RFIDタグ用ゴム製品

RFIDタグ用ゴム製品は、溶剤を使わずに接着させる“分子接着・接合技術”を応用し、ICチップやアンテナ部をゴム素材で覆い、折り曲げに強く、耐水性、耐熱性に優れた、柔らかい小型のICタグを提供。

RFIDタグ用ゴム製品イメージ

【コア技術と事業領域】
オープンイノベーションで事業領域深耕につながる研究を加速する
・色と光のコントロール技術

シリコーンゴムに着色剤や蛍光体を配合し、様々な色と光を出すことのできる色調管理技術を有し、ばらつきを調整し、顧客が望む細かい色調を実現。また、透明なシリコーン樹脂を材料とし、耐熱性、対紫外線性に優れ、集光・拡散といったレンズ機能を実現。ASA COLOR LEDなどにこの技術が生かされている。今後もこれら技術を活用し、自動車内装、照明分野とコア技術を応用したスイッチ分野の拡大を図る方針。

・表面改質及びマイクロ加工技術

接着剤を使わずに、ゴムとゴムや金属、樹脂を接着させる分子接着・接合技術を有する。接着させる表面を改質処理し、化学反応で結合。これにより、有害な溶剤の廃棄処理が不要となり、耐熱性、耐水性もクリア。耐水性、耐候性に優れており、RFIDタグ用ゴム製品やマイクロ流体デバイスでこの技術が生かされている。また、数十ミクロンから数ミクロン単位の表面加工を行うマイクロ加工技術を確立。医療用ゴム製品である薬液混注ゴム栓の薬液注入口の形成と薬液漏れの防止や、充電して使用できる二次電池の内圧管理にもこのマイクロ加工技術が生かされている。今後もこれら技術を活用し、高性能製品や新たな分野を開拓する方針。

・素材変性技術

ゴムをはじめとするソフトマテリアルは、素材に添加物を配合することで求める機能を持たせることができる。更に、ナノ・分子レベルで成形することによりその機能をパワーアップすることも可能。卓球ラケット用ラバーなどにこの技術が生かされている。今後もこれら技術を活用し、医療・ライフサイエンス分野を支える製品を提供する方針。

中期経営計画

同社は、中期経営計画を策定するにあたり、中期三カ年を二回分の6年後、2020年を見据え、ビジョン(目指す姿)を「AR-2020 VISION」として定めている。後半の2017年4月から2020年3月までの二期目の三ヵ年計画を「V-2計画」とし、存在する市場に対して“魅力ある提案“をするために、素材力とサービスを磨き鍛え、多くの安心した製品を安定的に届けるためコア技術を磨いて育てていく方針。

AR-2020VISION
・技術革新を基盤に、新しい価値を創造し続ける企業になる。
・現在の仕事に慢心せず、常に変革を求め、経営環境の変化に応じ継続的に磨きをかける。
・人財こそが、事業運営の要とし、人材の育成を行う。

このビジョンの実現に向けて、最初のステージである15/3期~17/3期の中期経営計画(V-1計画)を作成。
中期経営方針として、①既存事業の質・量の持続的成長、②新市場・新分野への事業展開、③2020年に向けた事業基盤の強化と整備と定め、最終年度である17/3期に数値目標である、売上高80億円、営業利益8億円の達成を目指す内容といていた。しかし、同社は、ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度の連結売上高目標を12.5億円としていたものの売上比率を高く設定していた主力案件の受注が大幅に少なくなる見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなったことにより、2016年2月23日に第11次中期経営計画(V-1計画)の見直しを発表した。

V-2計画(第12次三ヵ年中期経営計画)の策定

同社は、2018年3月期を初年度とする三ヵ年の「V-2計画(第12次三カ年中期経営計画)」(2017年4月~2020年3月)を策定した。中期経営方針として「AR-2020VISIONに通ずる質的成長を求めて広く社会に貢献する」を掲げ、中期経営戦略として、①ゴム技術・コア技術・製品力を成長させる、②経営基盤を磨き成長を加速すると定め、最終年度である20/3期に数値目標である、連結売上高70~80億円、連結営業利益率8%以上を目指す。先行きの不確定要因を考慮し、売上高目標は範囲を持って設定、質的成長を目指すため利益指標は率の成長を着実に目指す方針。また、最終年度目標は環境の変化などを考慮し、随時見直しをかける方針。

(1)事業分野の再編

従来、自動車、医療、ライフサイエンス、その他の4事業分野であったものを、車載・照明、医療・ライフサイエンス、その他の3事業分野へ変更する。これは、①照明全般に視点を広げて市場を見出し、新たな付加価値で市場創造を図る、②医療事業とライフサイエンス事業を融合することで、医療機器分野・診断医療分野などに対する経験を生かして、事業に対する総合力を強化する、③ゴム技術を生かした機構部品を創造することを目指すものである。

(2)事業分野別の戦略
車載・照明(主要製品:ASA COLOR LED、透明部材、反射材料)

17/3期の連結売上高実績27.4億円に対し、20/3期の売上高は30~35億円を計画。当社のコア技術のひとつである色と光のコントロール技術を駆使したASA COLOR LEDなど、他社に真似のできない独自製品で市場と顧客の要望に応えることに加え、培った技術を照明全般に視点を広げて市場を見出していく。

医療、ライフサイエンス(主要製品:採血用・薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、マイクロ流体デバイス)

17/3期の連結売上高実績12億円に対し、20/3期の売上高は13~15億円を計画。医療現場での衛生管理や医療事故の防止などに役立つディスポーザブルのゴム製品と診断医療や解析分野に貢献するマイクロ流体デバイスの開発を進める。

その他(主要製品:RFIDタグ用ゴム製品、自動車向けスイッチ用ラバー、卓球ラケット用ラバー)

17/3期の連結売上高実績25.7億円に対し、20/3期の売上高は27~30億円を計画。ゴムの可能性を追求し、独自のコア技術と複合化させたこれまでにない付加価値を持つ機構製品を提供する。

その他、経営基盤を磨き成長を加速するために、拠点地域をつなぐ製品企画と連結販売を行う体制を構築する他、健康経営を軸に経営基盤を整備する

2018年3月期第2四半期決算
前年同期比17.0%の増収、同46.2%の経常増益

売上高は、前年同期比17.0%増の36億8百万円。売上面では、工業用ゴム事業の売上高が同20.6%増加。自動車内装照明向けのシリコーンゴムキャップ付きLED「ASA COLOR LED」をはじめとした自動車関連製品の受注が海外市場(中国)向けに好調に推移した他、卓球ラケット用ラバーにおいては2017年初の新製品の投入による販売の好調が継続したことに加え、RFIDタグ用ゴム製品も新製品の販売が軌道に乗り、海外市場(北米)向けの受注が好調に推移した。一方、医療・衛生用ゴム事業の売上高は同1.8%の増加にとどまった。採血用・薬液混注用ゴム栓の新機種の受注が好調となった一方、旧タイプの受注が減少し始めたことで受注の増加ペースが鈍化した。
営業利益は、前年同期比38.3%増の2億69百万円。好調な売上高を反映し工業用ゴム事業のセグメント利益は、同52.6%の増益となった一方、医療・衛生用ゴム事業のセグメント利益は売上製品構成等の変化により同19.5%減少した。売上高営業利益率は、7.5%と同1.2ポイント上昇。開発費用の増加や新基幹システム導入によるコスト増が影響し、売上総利益率は、25.8%と同1.ポイント低下したものの、原価低減活動の継続等により売上高対販管費率が同2.2ポイント低下したことが寄与した。その他、前年同期に発生した為替差損6百万円がなくなったことなどもあり、経常利益の増益率は営業利益の増益率を上回った。その他、減損損失14百万円等が特別損失で発生したものの、特別利益の計上はなかった。

18/3期第2四半期は、18/3期第1四半期と比較し、増収減益となったものの、第2四半期としては創業来最高の売上高と利益となった。
※15/3Qと4Qは、取締役2名逝去による役員退職慰労引当金繰入額等の特殊要因が影響。

自動車向けゴム製品ではASA COLOR LEDとRFIDタグ用ゴム製品の受注が、その他ではRFIDタグ用ゴム製品の受注が好調に推移している。

国内売上は前年同期比12.0%増加、海外売上はアジアの伸びが寄与し同43.3%増加した。

ASA COLOR LEDは、主に中国向けに受注が増加。卓球ラケット用ラバーも、2017年初から新製品の販売により売上高が増加。ディスポーザブル用ゴム製品は、採血用・薬液混注用ゴム栓の新機種の受注が好調に推移したものの、旧タイプの受注が減少し始めたことで、受注増加ペースが減少傾向。RFIDタグ用ゴム製品は、新世代製品の販売が軌道に乗り、海外市場向け(北米)の受注が好調に推移した。

単体は、ASA COLOR LED、RFIDタグ用ゴム製品、自動車用ゴム製品、卓球ラケット用ラバーの受注が好調で増収増益となった他、当期純利益は過去最高となった。

自動車用ゴム製品の受注増加などにより、香港の貿易拠点である朝日橡膠(香港)有限公司、東莞朝日精密橡膠制品有限公司、朝日科技(上海)有限公司で、前年同期比増収増益となった。

17年9月末の総資産は17年3月末比31百万円減の98億82百万円。資産面では現預金等が、負債・純資産面では短期借入金等が主な減少要因。

CFの面から見ると、前年同期との比較で、売上債権の増加と仕入債務の減少などにより営業CFのプラスが縮小した。一方、有形固定資産の取得による支出の減少などにより投資CFの赤字が縮小したことからフリーCFがプラスへ転じた。また、短期借入金の減少などにより、財務CFはナイナスへ転じた。

18/3期第2四半期連結累計期間の営業利益は、11月8日修正の通期の会社計画に対して、約50%の進捗率と、会社計画の達成に向けて順調に推移している。

2018年3月期業績予想
前期比12.4%の増収、同8.77%の経常増益予想

同社は、第2四半期累計期間の実績と今後の受注予測を踏まえて、11月8日に18/3期の会社計画の上方修正を実施した。新しい会社計画は、売上高が前期比12.4%増収の73億21百万円、経常利益が同8.7%増益の5億33百万円。
売上面では、自動車関連製品の販売及びRFIDタグ用ゴム製品等の工業用ゴム事業の受注増加を見込んでいる。利益面では、売上増加による利益増加が一方で、ゴムの基礎研究力の強化、大学と連携した研究等の研究開発活動強化、基幹システムの入れ替えに係るコストの発生等の事業基盤強化に係る費用増を見込んでいる。売上総利益率は、前年同期比1ポイント低下の25.7%、売上高対販管費率は、同1ポイント低下の18.3%の会社前提。この結果、営業利益は、前期比13.3%増益の5億39百万円となる見込み。売上高営業利益率は、前年同期比0.1%上昇の7.4%の予想。
1株当たり配当は、17/3期と同額(上期末6円、期末10円)の予定を据え置き。

ASA COLOR LEDとRFIDタグ用ゴム製品の受注が増加する計画となっている反面、プレフィルドシリンジガスケットの一部で生産調整を見込んでいる。

17/3期は、新工場「白河第二工場」建設により8億30百万円の設備投資を実施。
今期の設備投資計画7億60百万円の事業分野別内訳は、車載・照明分野3億50百万円、医療・ライフサイエンス分野1億20百万円、その他分野2億10百万円、システム等80百万円。受注が好調なASA COLOR LEDの増産設備や検査装置を前倒しで導入する予定。
また、法人別では、同社6億円95百万円、東莞朝日精密橡膠制品65百万円等が大きなもの。

(3)分野別成長戦略
車載・照明分野

デザイン性・機能性と省エネルギー提案で付加価値を向上する。

医療・ライフサイエンス分野

理化学機器、医療機器市場で更に貢献する。

その他分野

ゴムの基礎技術を高めて機構部品を創造する。

(3)技術開発・製品開発の具体例

ウエアラブル市場への製品開発 -RFIDタグ用ゴム製品で培った、ゴムの弾性を活かした通信、センサの開発
同社は、簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステムの共同開発をスタート(ミツフジ・埼玉大学)した。
正確に、そして簡易に心電図や呼吸情報を収集するため、導電繊維を用いた着心地の良い素材に、胸やお腹のふくらみに密着させたり、身体の動きによる伸縮などの変位に対応できるゆがみセンサを取り付けて、簡易的に睡眠時無呼吸症候群をスクリーニングできる製品の開発を目指す。
(製品イメージ)

風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価 -産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所による支援事業
平成28年度と平成29年度の福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択。シリコーンゴムの高い耐候性と柔軟性、耐電圧性を生かして、独自の分子接着・接合技術により金属電極と強固に接合させることで、プラズマ気流を発生させ、空気の流れを制御できる電極を開発。風車以外にも空気の流れの制御に関する市場調査と製品開発を進める方針。

色のバラツキが少なく、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層開発

埼玉大学との連携により感性認知支援領域における研究・「ヒューマンアシスト技術」の研究・開発推進し、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LED開発を目指す。

今後の注目点
同社の18/3期第2四半期決算は、ASA COLOR LED、RFIDタグ用ゴム製品、卓球ラケット用ラバーなどの工業用ゴム事業の好調が寄与し、前第1四半期に続き過去最高の売上高及び利益となるなど好調の継続が確認された。中でも、主力のASA COLOR LEDの受注が中国を中心に急拡大していることが目を引く。中国ではSUV車種の販売台数拡大が継続しており、少なからず同社も恩恵を享受しているものと推測される。同社では好調な受注を背景に今下期にASA COLOR LEDの増産投資を実施する予定である。これによりASA COLOR LEDの生産能力は、現状の1.5倍近くの規模まで拡大する見込みである。ASA COLOR LEDは収益性の高い製品であることから、今後の売上高拡大は同社の成長性を高めるものと期待される。高水準の受注を獲得し、拡大する生産能力を最大限活かすことができるのか下期以降のASA COLOR LEDの販売動向が注目される。一方、好調な受注が継続しているRFIDタグ用ゴム製品と卓球ラケット用ラバーではあるものの、第2四半期の売上高が前第1四半期との対比において減少に転じたことは気がかりである。依然高水準の受注が継続しており一時的な踊り場とも思われるが、下期以降再度成長トレンドに回帰することができるのかRFIDタグ用ゴム製品と卓球ラケット用ラバーの今後の売上高動向にも注目したい。また、現在同社は、ゴムの基礎研究力の強化、大学と連携した研究等の研究開発活動強化、基幹システムの入れ替え等の事業基盤強化を推進している。今期投入予定の事業基盤強化に係る各種コストの増加が、今後いかに同社の成長力アップにつながっていくのか、今後の技術開発・製品開発の成果についも期待を込めて見守っていきたい。
<参考:コーポレートガバナンスについて>
◎コーポレートガバナンス報告書

最終更新日:2017年6月29日

「当社は、JASDAQ上場企業としてコーポレートガバナンス・コードの基本原則をすべて実施しております。」と記載している。

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