(6081:東証マザーズ) アライドアーキテクツ 2014年12月期業績レポート

2015/04/01

AA

今回のポイント
・企業SNS向けマーケティングプラットフォーム「モニプラ」の運営等を通じて、顧客企業に対し、ソーシャルメディアやウェブソリューションを活用した「戦略的SNSマーケティング」を支援する国内オンリーワン企業。「モニプラ」は、2014年12月期、登録ユーザー数230万人超、エンゲージメント数(ユーザーの声)約1700万と巨大なデータベースを構築。プロモーション活動で蓄積された膨大なビッグデータを活用し、最新の広告出稿技術を活用したより効果的なマーケティング活動を顧客企業に提供。強固な顧客基盤、高いシステム開発力なども強み。子会社を通じたグローバル展開にも積極的。・14/12期の売上高は前期比27.1%増加の21億63百万円。Facebookの規約変更により、一部の顧客企業がサービスの利用を控え、既存サービスの成長が当初想定より鈍化。ただ、機能及び営業の強化を行った結果、その影響は当初想定以下に抑えることが出来き、前年比、予想比ともプラスとなった。また、第4四半期より開始した新サービスや海外子会社等の売上も寄与した。営業利益は同32.1%減少の2億20百万円。売上の下期停滞に対応し経費削減等のコストコントロールを行ったが人件費等の増加を吸収しきれず減益だった。新サービス開発、海外進出等の将来投資部分については予定通りの投資を実施した。・15/12期の売上高は前期比34.2%増の29億3百万円の予想。既存事業の成長に加え、新規サービスおよび海外事業の本格的な売上貢献が始まる。営業利益は同54.1%減少の101百万円の予想。新規サービスについては前期に引き続き開発を強化し広告を投下する。海外事業においてはハイスペックな人材採用や、サービス拡大のための広告および開発に積極的に投資する。新規および海外で今期合計2億円を投資する予定。

・「SNSプロモーション事業」、「SNSデータマネジメント事業」、「アドテクノロジー事業」の3事業でマーケティング活動の効果を飛躍的に高め、新たな成長ステージへのステップアップを目指しており、そのための投資により前期、今期と大幅減益が続く。このため株価は低迷が続いているが、PER、PBRを見ると、投資家は今後の高い成長性を期待しているとも言える。まずは今期29億と見込んでいるトップラインが、3事業の好循環によってどの程度まで上積みできるかを、四半期ごとに注目していきたい。

会社概要

企業SNS向けマーケティングプラットフォーム「モニプラ」の運営等を通じて、顧客企業に対し、ソーシャルメディア(※)やウェブソリューションを活用した「戦略的SNSマーケティング」を支援する国内オンリーワン企業。
「モニプラ」は、2014年12月期、登録ユーザー数230万人超、エンゲージメント数(ユーザーの声)約1700万と巨大なデータベースを構築。プロモーション活動で蓄積された膨大なビッグデータを活用し、最新の広告出稿技術を活用したより効率的なマーケティング活動を顧客企業に提供。強固な顧客基盤、高いシステム開発力なども強み。子会社を通じたグローバル展開にも積極的。

(※)ソーシャルメディア:インターネット上でユーザーが情報を発信し形成していくメディア。電子掲示板、ブログ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、クチコミサイト等、利用者の発信した情報や利用者間のつながりによってコンテンツを作りだす要素を持ったウェブサイトやネットサービスの総称。
【沿革】

自ら事業を手掛けることに強い関心を持って入社した住友商事(株)で様々なビジネス経験を積んだ中村社長は、大学生時代から親しんでいたインターネットを用いた事業の立上げを志し、2000年6月、(株)ゴルフダイジェスト・オンラインの創業に参画し、eコマースの責任者を務めた。そうした中、Blogの普及に代表される個人メディアの台頭にビジネスの可能性を感じ、ソーシャルメディアを用いたマーケティングが次の時代の主軸になると確信。2005年8月、同社を設立した。
創業後の模索の中、2008年に人と企業を結び付けるコミュニティ作りが必要と考え、企業SNS向けマーケティングプラットフォーム「モニプラ」を構築した。当初はBloger(Blogを通じて自己の考えなどを頻繁に発信する人)を対象に、製品やサービスのモニターを集めていたが、2011年頃からFacebook利用者が急速に広まるのに合わせて、「モニプラファンアプリ for Facebook」サービスをリリースした。利用人数に限りのあるBlogに比べFacebookユーザー数は格段に大きいこと、Facebookは実名制のためいわゆる炎上(ネット上での誹謗中傷)が起きにくいため企業側も安心感を得られること等から、同社サービスを使ったマーケティングに対する企業の関心が急速に強まり、顧客数、売上高も急速に拡大。2013年11月、東証マザーズに上場した。

【経営理念など】

ビジョン、ミッションに加え、3つのバリューを掲げ、社員の行動指針としている。

「Comfort Zoneから飛び出せ」、「目を見開いて、常に何かを見つけろ」、「Go Fast」
【市場環境】

株式会社電通が2014年2月に発表した「2013年 日本の広告費」によると、総広告費は5兆9,762億円で前年比1.2%の微増。うち、四媒体広告費(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)が同0.1%(新聞、雑誌、ラジオは前年割れ、テレビは微増)増であったのに対し、インターネット広告費(媒体費+制作費)は、9,381億円で同8.1%増と四媒体の伸び率を大きく上回った。

SNS広告市場の詳細にまでは触れられていないが、インターネット広告媒体費のうち、膨大なデータを処理するプラットフォームにより、広告の最適化を自動的もしくは即時的に支援する広告手法である運用型広告費は4,122億円で同21.6%増と高い成長を見せている。
「DSP(広告主側からみた広告効果の最大化を支援するシステム)を活用したターゲティング効果の高い新しい広告手法が急成長している。」との記述も同調査にある。インターネットユーザーの約6割がSNSを利用すると言われている中、ネット広告の中でも広告効果の高いSNS関連広告は今後も高成長が続くものと考えられる。

【事業内容】

顧客企業と会員登録したユーザーがインターネット上で交流するSNS向けマーケティングプラットフォーム「モニプラ ファンブログサービス」、「モニプラ Facebookサービス」等を運営し、顧客企業のソーシャルメディアマーケティング支援を行う「SNSプロモーション事業」に加え、より効果的なマーケティング支援を実践するために新たに「SNSデータマネジメント事業」、「アドテクノロジー事業」を立上げたほか、グローバル市場を対象としたFacebook広告のクリエイティブ制作に特化したクラウドソーシングサービス「「ReFUEL4」も提供を開始した。
事業セグメントはソーシャルメディアマーケティング支援事業の単一セグメント。

(1)SNSプロモーション事業
①概要

顧客企業とモニプラに会員登録したユーザーがインターネット上で交流するSNS向けマーケティングプラットフォーム「モニプラ ファンブログサービス」の運営を通じて、顧客企業のマーケティングや販売促進等の支援を行っている。
「モニプラ ファンブログ」は同社が開発したインターネット上で運営しているSNS向けマーケティングプラットフォーム。
複数の顧客企業がマーケティングや販売促進等を目的として「モニプラ ファンブログ」上でキャンペーンを開催している。
キャンペーンの例としては、顧客企業が自社商品を会員ユーザーに提供し、商品のレビューや感想を投稿する「商品モニター企画」、顧客企業が会員ユーザーにアンケートを実施し、会員ユーザーからの回答や情報を商品開発に利用する「アンケート企画」などがある。
他方、会員ユーザーは「モニプラ ファンブログ」上で開催されている顧客企業のキャンペーンから好みのキャンペーンを選択、参加し無料で商品やサービスを使用することができ、意見や感想を「モニプラ ファンブログ」に提出する。

一方、「モニプラ Facebookサービス」は、「モニプラ ファンブログサービス」を顧客企業のFacebookページ(※)上で展開するサービス。
顧客企業は、同社が開発・運営しているFacebookマーケティングプラットフォーム「モニプラ for Facebook」上のシステム管理画面に沿った入力操作のみで、アンケートや商品モニター、投票コンテスト等の様々なユーザー参加型キャンペーンを自社のFacebookページ上で実施することができる。

(※)Facebookページ:企業や著名人、ブランドなどが、ユーザーとの交流のためにFacebook上に作成・公開するページ。
②顧客企業のメリット

「モニプラ ファンブログ」には、ブログ等を利用するソーシャルメディアユーザーが会員登録されている。
その為、顧客企業は、「モニプラ ファンブログ」を利用してキャンペーンを開催すれば、ゼロからキャンペーン参加者を集めることなく、キャンペーンを実施できる。
また、会員ユーザーはキャンペーンへの参加を通じて、ブログ等のソーシャルメディア上で顧客企業の商品・サービス等についての感想やコメント等を発信するため、自然な形でインターネット上のクチコミが醸成される。
顧客企業はこれらのインターネット上のクチコミを通じて、商品・サービス等に関する情報を消費者に拡散させることができる。

「モニプラ ファンブログ」、「モニプラ Facebook」は、下記のような様々な機能を有しており、顧客企業はこれらの機能を活用してキャンペーンを開催し、マーケティング及び販売促進活動等を行うことができる。
また単にキャンペーンを開催するだけでなく、ファンの蓄積及び属性分析などが可能となる点も顧客企業にとっては大きな付加価値となる。

「モニプラ Facebook」では、「モニプラ ファンブログ」とは異なり、Facebook上のクチコミや広告によりキャンペーン情報が拡散されることに加え、Facebookページの標準機能では把握できないキャンペーン参加ユーザーの特性、ニーズ等のマーケティング情報を入手することも可能となる。

<各種機能>

◎キャンペーン作成機能
顧客企業はアカウントを開設し、「モニプラ ファンブログ」のシステム管理画面に沿った入力操作のみでキャンペーンを作成することができる。

キャンペーンとしては、

商品モニター企画
アンケート企画
写真やYoutube投稿企画
座談会・来店型企画
写真コンテスト企画等の開催機能

などがあり、顧客企業はこれらの機能を活用し、様々なキャンペーンを開催することができる。
「モニプラ Facebook」では、「モニプラ ファンブログ」の機能に加え、スピードくじ、チェックイン等、Facebook上での拡散を目的としたキャンペーンの開催機能を有している。

キャンペーンは複数の企業が出展している「モニプラ ファンブログ」キャンペーンページ、「モニプラ for Facebook」キャンペーンページ上で開催され、同ページに訪れた会員ユーザーは興味あるキャンペーンに参加する。

◎ファンサイト作成機能
顧客企業は、「モニプラ ファンブログ」上に顧客企業専用ページである、ファンサイトを作成することができる。
ファンサイトには、キャンペーンに参加した会員ユーザーデータが顧客企業のファンとして蓄積される仕組みとなっている。
その為、顧客企業はファンサイト上でファンに対して、情報を発信したり、キャンペーンを通じてファンにコメントを求める等、交流を図ることにより、マーケティング情報の入手や販売促進活動を行うことができる。

◎効果分析機能
「モニプラ ファンブログ」管理画面にはキャンペーンに参加した会員ユーザーの状況やページビュー数、コメント、参加時間等のデータを分析するツールが用意されており、キャンペーンの効果を顧客企業が分析することができる。
同様に、「モニプラ for Facebook」も管理画面からキャンペーンに参加した会員ユーザーの状況やページビュー数、コメント、参加者の出身地分布、年齢分布等のデータを分析することができ、キャンペーンの効果分析や、マーケティング等で活用するための必要な情報を入手することができる。

③会員ユーザーのメリット

「モニプラ ファンブログ」や「モニプラ Facebook」に会員登録することにより、複数の企業のキャンペーンにアクセスすることができ、その中から好みのキャンペーンに無料で参加し、商品等を入手したり、企業に対して商品等の感想や要望を発信するといった交流を図ることができる。

「モニプラ Facebook」の場合はさらに、会員ユーザーはFacebook上で、参加したキャンペーンや気に入ったキャンペーン及びそれに対するコメント等を友人に拡散し、友人と交流することが可能。

④収益構造

「モニプラ ファンブログサービス」、「モニプラ Facebook」ともに、「モニプラ ファンブログ」および「モニプラ for Facebook」をASP(※)形態で顧客企業に提供しており、サービス利用料やキャンペーン運用支援料が主な売上となる。顧客企業への販売は、直販及び代理店経由で行われている。

(※)ASP:Application Service Provider。アプリケーションソフトの機能をネットワーク経由で顧客にサービスとして提供するサービス及びそれを提供する事業者を指す。
⑤「モニプラ ファンブログ」及び「モニプラ for Facebook」等のエンゲージメント数の推移

同社の主要な収益源は、顧客企業からのサービス利用料収入であるため、顧客企業の獲得の為には、モニプラ上において、多くの会員ユーザーがキャンペーンに参加し、顧客企業のキャンペーンが多数開催されることがカギとなる。
同社では、会員ユーザーが顧客企業のキャンペーン等へ参加することを「エンゲージメント」と呼んでいるが、事業拡大のためにはその創出が最も重要な課題であると認識しているため、会員ユーザーのキャンペーン等への参加を1カウントとした累計参加回数である「エンゲージメント創出量」を重要指標と考えている。
2014年12月期でエンゲージメント数は約1700万と、サービス開始以来着実に増大している。

(2)SNSデータマネジメント事業

2014年9月より立ち上げた新サービス。サービス名は「BRANDCo(ブランコ)」。
SNSプロモーションで入手したSNSデータの最適な管理、蓄積を支援するクラウド型DMP(※)サービス。

(※)DMP:Data Management Platform。インターネット上の様々なサーバーに蓄積されるビッグデータや自社サイトのログデータなどを一元管理、分析し、最終的に広告配信などのアクションプランの最適化を実現するためのプラットフォームのこと。アクセス解析や自社の顧客情報だけでは取得できないWeb上の様々なデータ、いわゆるビッグデータを分析したうえで個人単位のターゲティングを行い、効率良く広告配信することができる。
<立上げの背景>

デジタルマーケティング市場においては、企業が保有する顧客データを統合・管理しターゲティング広告の精度を高める「DMP」に関連したサービスが多数登場している。
中でも、用途を広告配信にとどめず、企業サイトのアクセス履歴や購入情報といった様々な顧客データを集約し幅広いマーケティングに活用する「プライベートDMP」は、マーケティング会社ではなく企業が独自に顧客データを集約・活用できる基盤として大きな注目を集めている。

ただ、DMPの導入にはデータ活用の専門的なノウハウや高額なコストが必要とされる場合が多く、本格的な導入はまだ一部の企業に限られている。
また、ソーシャルメディアやモバイル端末の急速な普及・進化によって企業の顧客接点が分散化・複雑化し、「顧客と向き合う」というマーケティングの基本活動に企業が専念しづらいという課題も指摘されている。

こうした中、アライドアーキテクツは、オンライン上の顧客接点を一か所に集め、「コミュニケーション」と「データの蓄積・活用」を企業が一元管理できるクラウド基盤を提供することが、これらの課題を解決し、企業のマーケティングにかかる負担の大幅な軽減につながると考え、サービスの開発を進め、今回「BRANDCo」をリリースした。

<サービス概要>

「BRANDCo」は、SNS、Webキャンペーンといった顧客接点を一か所に集約できるマルチデバイス/マルチソーシャル対応の「ファンサイト構築システム」と、オンライン上で顧客データの蓄積・活用が行える「クラウド型DMP」が一体化した、全く新しいDMPサービス。

①ファンサイト構築システム
Facebook、Twitter、YouTubeなど企業・ブランドの公式SNSアカウントに投稿されたコンテンツ等を自動取得しパネル表示ができる機能や、ユーザーに表示されるレイアウトを見ながら直感的にページ作成ができる「見たまま編集」機能などを搭載した「BRANDCo」独自のCMS(※)を提供している。利用企業は、新たにコンテンツを用意しなくても、オープン当初から見応えのあるファンサイトを短時間で作成することができる。
ファンサイトを訪問したユーザーは、SNSアカウントやメールアドレスを利用して「ファン登録」を行うことで、限定キャンペーンに参加したり、ブランドの最新情報をメールで受け取ったりすることが可能となる。

(※)CMS:Content Management System。Webコンテンツを構成するテキストや画像などを一元的に保存・管理しサイトを構築・編集できるソフトウェアのこと。

②クラウド型DMP
「BRANDCo」では、ファンサイト上でのコミュニケーションを通じて得た顧客データをクラウド上に蓄積し管理することができる。アンケートの調査結果やキャンペーン参加履歴などのデータをもとに、ファンひとりひとりの企業・ブランドへの「好意度」を測り、分類化することが可能。
データベースは、CRM(※)の最適化やプロモーション施策、ターゲティング広告の配信といった多様なマーケティング活動に活用し、見込み顧客の獲得やコア顧客の育成などに繋げることができる。
また、「BRANDCo」で蓄積した顧客データと、企業が独自で保有するプライベートDMPを連携させることで、さらに充実したデータ基盤を構築することができる。

※CRM: Customer Relationship Management。顧客それぞれの属性や接触履歴を記録・管理しきめ細かい対応を行うことで、顧客満足度を向上させる取り組みのこと
<今後の展開>

2014年9月のサービス開始以来、(株)コーセーを始め、有名企業が導入を進めており、コミュニティ会員数が数万人に到達する事例も多数見られるという。

また、2014年12月には(株)ブレインパッド(東証1部、証券コード:3655)とのサービス連携を開始した。
(株)ブレインパッドは、サイト内のユーザー行動、CRMデータ、外部データなどを利用したプライベートDMP機能と高精度なレコメンドエンジンをベースに、ひとりひとりのユーザーの趣味、嗜好に応じた最適な情報を多様なチャネルで提供するレコメンド、パーソナライズ・ソリューションである「Rtoaster」を運用しており、取引社数は204社に上る。((株)ブレインパッド 2015年6月期第2四半期決算説明資料より)

今回の連携は、両社が共同して広告主企業に「BRANDCo」と「Rtoaster」を提供するというもの。
広告主企業は、「BRANDCo」におけるキャンペーン開催等で取得した顧客のプロモーションデータと、「Rtoaster」におけるユーザー行動、CRMデータなどのプライベートDMPのデータとを組み合わせ、活用することで、ターゲティング広告やCRM施策などで、今まで以上により最適化されたマーケティング活動が可能になる。

このサービス連携の第1号として、(株)ゴルフダイジェスト・オンラインが、すでに導入している「Rtoaster」に加え、「BRANDCo」でブランドサイトを新規作成し、顧客プロモーションデータの収集を開始した。

アライドアーキテクツでは、今後も同様に豊富なデータを有する企業との連携・提携を積極的に進め、企業のより効果的なマーケティング活動の実現を支援していく考えだ。

(3)アドテクノロジー事業

2014年下期より実験的に手掛けた後、2015年2月より開始した新サービス。
SNSデータとアドテクノロジーを掛け合わせて広告効率の一段の向上を実現する。

サービス第一弾として、商品・サービスに対して「好意・愛着」を持っているユーザーのデータを活用してターゲティング広告の精度を向上させる「SNS対話データ・ターゲティング」の提供を開始した。
「SNS対話データ」とは同社独自のデータ概念で、「同社サービス上で広告主企業が行うユーザーアンケートなどによりSNSユーザーから直接的に収集できるリアルな意思・嗜好データ」をあらわす。
このデータをもとに、ユーザーひとりひとりの企業やブランドへの「好意・愛着」の度合いを可視化し分類することができるのが「SNS対話データ・ターゲティング」である。

「企業保有の広告ターゲットリスト」を母集団としてSNS上から類似ユーザーを抽出し、広告ターゲットを大幅に拡張できる「類似ターゲティング」システムは、広告運用の効率化を飛躍的に高める仕組みとして注目を集めている。
「SNS対話データ・ターゲティング」は、「類似ターゲティング」と「SNS対話データ」を掛け合わせることで、「商品に興味を持つかもしれない人」の推測データを母集団とする従来の類似ターゲティングから、「商品・サービスへの『好意・愛着』が高い人」の分類データを母集団に加えて類似ターゲティングを行うことが可能となり、広告配信の精度向上が期待できる。

今回の事業開始に伴い、アドテクノロジー事業に特化した専門部署を立ち上げた。
また、アドテクノロジー事業を、SNSプロモーション事業、SNSデータマネジメント事業と連携させることで、「SNS対話データ」の収集・蓄積・活用をワンストップで支援し、広告主企業の事業成果に直結したSNSマーケティングを実現させることを目指し、この3事業を横断したサービス開発を行うプロダクト開発チームを設立した。
3事業にかかわる人員の組織化を強化することで、サービス間の連携をさらに深めるとともに、システム開発の効率向上を目指す。

今後は、海外のSNS広告取扱高トップシェア企業とのサービス共同開発も視野に入れ、さらなる機能拡充および販売マーケットの拡大に取り組む。

(4)クラウドソーシング「ReFUEL4」

Facebook広告のクリエイティブ制作に特化したクラウドソーシングサービス。子会社「Allied Asia Pacific Pte.LTD. (アライド アジア パシフィック)」が2014年7月にサービス提供を開始した。

Facebook広告を出稿したい企業と、Facebook広告の制作を請け負いたいクリエイターをマッチングし、オンライン上でバナー画像や動画などの広告クリエイティブの発注・納品を可能にすることで、Facebook広告運用の最適化を実現する。
アライド アジア パシフィックはFacebook社の公式APIパートナーに認定されたことでFacebookが保有する広告データへのアクセス権限を獲得しており、「ReFUEL4」のサービス開発ではこの広告APIを活用している。

(※) API:Application Program Interface。プログラミングの際に使用できる命令や規約、関数等の集合のこと。

広告コンテンツの品質などによって出稿費用が変動するFacebook広告では、その効果を最大化する上で広告クリエイティブの最適化が重要視されており、広告の画像やテキストに細かな修正を加えて比較検証テストを繰り返し、調整を重ねながら最適なクリエイティブを追求していくことが効果的であると考えられている。

企業が「ReFUEL4」のサイト上でFacebook広告の予算やサイズ、広告プラン、希望する色合いやテイストなどを入力し「オファー」を出すと、世界中のクリエイターが条件に沿った広告バナーや動画を制作し「納品」する。
クリエイターを自社で用意しなくても、管理画面上で「どの広告クリエイティブが、どんな効果を生み出しているのか」を可視化し効果検証を重ねることができるほか、実際にクリックされた割合に応じてコストが発生する従量課金制の料金体系により、広告クリエイティブの最適化にかかる時間やコストを大幅に軽減することができる。

一方、クリエイターは、「ReFUEL4」に登録すれば、時間に拘束されることなくオンライン上で世界中の企業から制作業務を請け負うことが可能となり、新たな事業機会の創出に繋がる。

2014年7月のサービス提供開始以降、着実に実績が積み上がっており、中国の大手ゲーム会社や世界展開する大手音楽配信サービスなど、各国の企業が同サービスを利用している。
また、登録クリエイター数は2014年11月末には世界中で10,000人を突破した。
国別ではフィリピン、インドネシア、インド、タイなど東南アジアを中心としたアジア諸国が上位を占めるほか、アメリカ、メキシコ、オランダ、イギリス、ブラジル、スウェーデンなど世界各国のクリエイターが登録している。

また販売拡大を目指し、サービスの開始にあたり、Facebook広告取扱高において世界トップクラスのシェアを有するNanigans, Inc.(米国)とパートナー契約を結んだ。
Nanigans社のFacebook広告プラットフォームのシステムと連携し、同社の顧客企業に向けて積極的にサービスを展開していく。

今後もクオリティの高いWebクリエイターの獲得のみならず、動画広告への対応などさらなる機能拡充に努め、サービスの成長を目指していく。

(5)ウェブソリューションサービス

顧客企業のホームページ制作の受託を行っている。
ウェブ活用のための企画設計からデザイン制作、システム開発までを自社のリソースによりトータルで提供することが可能であるため、ウェブサイトのコンテンツを管理するシステムであるCMSを利用したホームページ制作など、顧客企業のホームページ作成のニーズに対応できる体制を構築している。
また、ホームページの制作に加え、インターネットなどを活用して消費者が内容を生成していくメディアであるCGM(※)やクチコミを活用し、ソーシャルメディアマーケティングを意識した総合的なウェブ戦略の支援を行っている。

(※)CGM:Consumer Generated Media。個人の情報発信をデータベース化、メディア化したWebサイトのこと。クチコミサイト、Q&Aコミュニティ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ブログなどがこれにあたる。
特長と強み
①豊富な実績と高い信頼感

2008年にサービスを開始した「モニプラ」のSNSユーザー会員数は230万人を超え、利用企業数は累計で3,500社以上となっている。約7割の顧客企業は同社サービスを繰り返し利用してキャンペーンを行っているリピーターで、安定した顧客基盤を形成している。
また年間1万件以上のキャンペーンを実施し、月間20万件以上の「対話データ」が収集、蓄積されている。

こうした数字は、同社のSNSマーケティングにおける豊富な実績と顧客企業からの高い信頼感を示すものである。

②高いシステム開発力と運営ノウハウ

会社設立時より、システム開発力を磨き上げることに注力しており、SNSに精通したエンジニア集団による高いシステム開発力は他社を大きく上回っていると会社側は考えている。
一方、優れたシステムと共に、サイト運営、収集した「対話データ」の分析、活用に関するノウハウに関しても事業優位性を確立している。

2014年12月期決算概要
増収・減益もFacebookの規約変更の影響を想定以下に抑え、予想比で上振れ

売上高は前期比27.1%増加の21億63百万円。Facebookの規約変更(Facebookページ内でのインセンティブの提供による「いいね!」獲得の禁止)により、一部の顧客企業がサービスの利用を控え、下期は既存サービスの成長が当初想定より鈍化した。ただ、機能及び営業の強化を行った結果、その影響を当初想定以下に抑えることが出来き、前年比、予想比ともプラスとなった。また、第4四半期より開始した新サービス「BRANDCo」や海外子会社等の売上も寄与した。
営業利益は同32.1%減少の2億20百万円。売上の下期停滞に対応し経費削減等のコストコントロールを行ったが人件費等の増加を吸収しきれず減益だった。新サービス開発、海外進出等の将来投資部分については予定通りの投資を実施した。

<モニプラFacebookサービス等>
利用企業数およびナショナルクライアント等による大規模キャンペーンの開催が増加したため大幅な増収だった。

<モニプラ ファンブログサービス>
モニプラFacebookサービス等への戦略的社内リソースの投下を行ったため新規獲得企業数が減少し、減収だった。

<ウェブソリューションサービス>
Social-IN、SMMと連携した制作受注や動画関連売上が好調で、大幅な増収だった。

売上増加に伴う売上債権の増加等で流動資産は前期末に比べ56百万円増加。固定資産は投資有価証券の増加により同118百万円の増加。仕入債務の増加などで流動負債および負債合計は同35百万円の増加。有利子負債は長短ともゼロ。
純資産は、利益剰余金の増加などで1同40百万円の増加。この結果、自己資本比率は前期末と変わらずの79.5%となった。

税金等調整前当期純利益の減少等で、営業CFのプラス幅が縮小。投資有価証券の増加により投資CFのマイナス幅は拡大し、フリーCFはマイナスに転じた。
株式の発行による収入の減少により財務CFのプラス幅は縮小した。キャッシュポジションは若干の低下。

(4)トピックス
◎シンガポールに子会社を設立

2014年3月、初の海外拠点として、シンガポールに子会社「Allied Asia Pacific Pte.LTD. 」(アライド アジア パシフィック)を設立した。
同社は、アライドアーキテクツの東南アジア・東アジアにおけるソーシャルメディアマーケティング支援事業の統括拠点となる。具体的には、アライドアーキテクツが現在ベトナム、台湾において展開するFacebookマーケティング支援プラットフォーム「モニプラ for Facebook」のマネジメントならびにアジア地域におけるさらなるサービス拡大を主な事業内容とする。
数多くの日本企業がアジア地域におけるグローバルブランドの事業拠点を置くシンガポールに子会社を設立することで、アジア地域に向けた事業展開をより円滑に進めるとともに、サービス提供の効率化を実現する考えだ。
また、前述のように2014年7月から世界初のFacebook広告制作クラウドソーシング「ReFUEL4」を提供している。

<設立の背景>
グローバルでのFacebook広告の出稿額は約1.2兆円と急拡大しており、アライドアーキテクツのビジネスにとって大きな追い風となっている。また今後FacebookグループであるInstagramとWhatsApp、Twitter等の成長もチャンスとなる。
2012年から2013年にかけて、アジア地域におけるFacebookの月間アクティブユーザー数およびユーザー1人あたりの平均月間売上高は順調な成長を遂げており、Facebookのマーケティング活用に対する企業ニーズも急速に高まっている。

<対応>
こうした好環境の下、アライド アジア パシフィックでは、Facebookマーケティングに精通した代表をはじめとして、Facebook社、Google社等に在籍していたハイスペックなメンバーによるチームビルディングに成功。今後も人材投資を加速させる。

また、後述のように、アライドアーキテクツは2015年2月にFacebook社の「Facebook Marketing Partners」に認定された。
子会社アライド アジア パシフィックにおいても、今後は、認定パートナーを対象としたFacebook社の最新情報やAPIの利用が可能であり、事業の強力な追い風となるため、国内のみでなくグローバルに事業を展開する。

◎「Facebook Marketing Partners」においてパートナー企業として認定

Facebookが2015年2月より新たに開始したマーケティングパートナープログラム「Facebook Marketing Partners」において、日本企業では数少ないパートナー企業として認定された。

「Facebook Marketing Partners」は、Facebookマーケティングで強みを持つ開発会社と、その強みに合ったニーズを持つクライアント企業を引き合わせることを目的とした認定パートナープログラム.
9種類の専門的なカテゴリーのもと、それぞれのカテゴリーにおいて革新的・卓越的な技術で確実なマーケティング効果を実証した企業がパートナーとして選出され、認定バッジが授与される。
認定企業は、マーケティングパートナーセンターを通じて世界中の企業とビジネスを展開することが可能となる。

アライドアーキテクツは、2011年より企業のFacebookマーケティングを包括的に支援する多様なサービスを展開しているのに加え、前述のように2014年7月からは子会社のアライド アジア パシフィックが世界初のFacebook広告制作クラウドソーシング「ReFUEL4」を提供している。
このように、これまで多数の顧客企業におけるFacebookマーケティングを支援してきた実績や高度な技術力が高く評価され、「Content Marketing」カテゴリーにおける認定パートナーとして選出された。

今後は、さらに効果的・効率的なFacebookマーケティングサービスを提供することが可能となる。

◎新任取締役候補者2名の選任

今後の成長戦略推進に向けて経営体制をより一層強化するために新任取締役候補を2名選任した。
2015年3月27日開催予定の第10回定時株主総会における承認を経て、正式に決定・就任の予定。

瀧口和宏氏(1979年1月6日生まれ)は、ソーシャルメディアマーケティング業務および海外事業運営について豊富な経験を有しており、同社入社後は海外事業責任者として手腕を発揮。今後、グローバル戦略を一段と強化するために選任することとした。

豊増貴久氏(1974年11月13日生まれ)は、企業経営に関する幅広い見識と、資本業務提携の分野において豊富な経験を有しており、その見識や経験を活かして、今後の各種事業化を加速させるために選任することとした。

2015年12月期業績予想
新サービスの貢献などで増収も、積極投資により減益を見込む

売上高は前期比34.2%増の29億3百万円の予想。既存事業の成長に加え、新規サービスおよび海外事業の本格的な売上貢献が始まる。
営業利益は同54.1%減少の101百万円の予想。新規サービスについては前期に引き続き開発を強化し広告を投下する。海外事業においてはハイスペックな人材採用や、サービス拡大のための広告および開発に積極的に投資する。新規および海外に合計2億円を投資する予定。

(2)各事業の売上成長イメージ
◎既存事業

Facebook規約変更の影響は一巡。「SNSデータマネジメント事業」、「アドテクノロジー事業」とのシナジーにより、再成長を図る。またInstagram等の新たなSNSに対して、スピード感のあるサービス対応、開発を行い、売上拡大につなげる。

◎新規サービス

2014年9月に立ち上げた「SNSデータマネジメント事業」の売上は月平均約70%増と、モニプラFacebookリリース時と同様の順調な立ち上がりを見せている。既存顧客基盤が活用可能であり、またビッグデータ技術、アドテクノロジーの進化・普及が追い風となる。

◎海外事業

既存ノウハウの活用や、チームビルディングが順調に進んでおり、立ち上がりは好調で既に売上に貢献している。
ターゲットとする市場も急拡大し、「Facebook Marketing Partners」の認定も大きな追い風となる。

(3)中期目標

2016年12月期、2017年12月期を成長フェーズとし、前期及び今期をそのための「戦略的投資フェーズ」と位置付け、積極的な投資を継続していく。
2017年12月期に売上高50億円、営業利益10億円以上を目指す。

データ分析を基にしたより効果的なマーケティングに対する企業のニーズが一段と高まっている大きな変革の時に絶好のポジションに付けていると考えており、より大量のデータを集めるとともに、運営及び分析ノウハウを更に向上させて大きく飛躍させていく。

中村社長に聞く

中村 壮秀社長に、今後の事業展開、企業理念の浸透、投資家に向けたメッセージなどを伺った。

<今後の事業展開>
SNSプロモーションサービス「モニプラ」によって企業とユーザーの対話データが収集できるプラットフォームを他社に先駆けていち早く構築した当社は、「SNSデータマネジメント」と「アドテクノロジー」の2つのサービスを取り揃え、「対話データ」を活用できる周辺環境を構築することが出来た。これにより今後はマーケティング効果を飛躍的に高めることが出来る。
例えば、ある商品を購入若しくは高い関心を示した人の属性や特長を類型化した後、より広範囲なデータ群を対象にして類似拡張という方法で、似たような属性・特長を持った人を選び出し、その人たちに広告をリーチすれば、購入の確率を飛躍的に高めることが出来る。
実際にこの手法により、顧客一人当たり獲得にかかるコストを6,000円から1,700円へと大幅に低下させることが出来た例もあり、今後、企業のニーズを確実に取り込むことが出来ると考えている。
この3つのサービスを上手く連動させ好循環が生み出すことで、より多くの企業を顧客化すると共に、付加価値を提供して単価も向上させることができる。そのための基盤は準備できた。
今後この循環をより力強いものにして事業をスピーディーに大きく拡大させるためには「データの量と質の強化」が最も重要だ。
そのためには、(株)ブレインパッドとの連携にみられるような各種アライアンスやM&Aを加速させ、ユーザーネットワークの強化、外部ビッグデータとの連携、より高度なアドテクノロジーとの連携を積極的に推進していく。
子会社「アライド アジア パシフィック」の展開にも是非注目して欲しい。
新任取締役候補瀧口の下、今後最も成長が期待されているアジア経済圏の広告主を中心に、グローバル市場でのポジショニングを確立させる。
日本と同様の手法で「対話データの収集」、「データマネジメント」、「アドテクノロジー」の好循環によるビジネスの拡大を目指すほか、世界初のFacebook広告制作クラウドソーシング「ReFUEL4」により、日本をはるかに上回るグローバルFacebook広告市場を取り込み、成長を目指していく。
<企業理念の浸透のために>
当社は経営理念に「一流ベンチャーたれ」と掲げているように、常に挑戦を続けるベンチャースピリッツを持ち続ける企業であることを目指している。
ただ、ややもすると日々の仕事に埋没してしまう恐れもあるので、毎週行っている全体会議では私がVisionとMissionについて繰り返し語りかけている。
またより小さな単位でのコミュニケーションの場を設定し、ここでも繰り返し社員に気付きを与えている。特に、仕事に関しては「Why? なぜ自分はこの会社を選び、この仕事に取り組んでいるのか?」を考えて欲しいと思っている。
こうした取り組みを繰り返し行っているため、当社社員の仕事に対するモチベーションは非常に高いと思っている。特に、当社の強みの一つ、システム開発力の源泉であるエンジニア達は「新しい時代を自分たちが作り出す。」という想いで日々仕事に取り組んでおり、極めて優秀な集団であると考えている。
<投資家へのメッセージ>
Facebookキャンペーンで企業の顧客数を拡大しここまで成長してきた当社だが、前期からはSNSデータマネジメントおよびアドテクノロジーという2つの強力な武器を手に入れ、いわば3本の矢が揃ったことになる。
加えて、グローバルユーザー3億人の写真投稿SNSアプリ「Instagram」向けサービス「pictag」を開始ししたように、Facebookにとどまらず様々なSNSメディア向けのサービスをリリースし、より多くのユーザーを集めるとともに、アライアンスやM&Aによってデータ収集も強力に推進していく。
積極的な投資のため、足元の利益は減少するが当社は新しい成長ステージに入る時を迎えている。また、日本のみでなく子会社の設立・立ち上がりによって、グローバルで活躍する基盤も構築できた。
このように、より一層強力なSNSマーケティング支援会社に進化する当社に是非期待し応援していただきたい。
今後の注目点
同社は「SNSプロモーション事業」、「SNSデータマネジメント事業」、「アドテクノロジー事業」の3事業でマーケティング活動の効果を飛躍的に高め、新たな成長ステージへのステップアップを目指しており、そのための投資により前期、今期と大幅減益が続く。このため株価は低迷が続いているが、PER、PBRを見ると、投資家は今後の高い成長性を期待しているとも言える。
まずは今期29億と見込んでいるトップラインが、3事業の好循環によってどの程度まで上積みを実現できるかを、四半期ごとに注目していきたい。

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