(4301:東証1部) アミューズ 2014年3月期第1四半期業績レポート

2013/09/25

今回のポイント

・14/3期1Q(4-6月)は前年同期比37.0%の減収、同53.0%の経常減益。事業が集中した前年同期に比べると大幅な減収・減益となったものの、イベント収入の減少やDVD販売の減少は当初から織り込み済みで計画に沿った着地。一方、2Q(7-9月)はイベントやDVD販売が増え、売上高が前年同期比60.0%増加し、前年同期は5億55百万円にとどまった経常利益が17億46百万円に拡大する見込み。創立35周年記念配7.5円を含む22.5円の上期末配当を予定。

・通期予想は前期比1.2%の増収、同16.2%の経常減益。アーティストマネージメント事業の売上がわずかな増加にとどまる中、メディアビジュアル事業やコンテンツ事業の売上が減少。限界利益が減少する中、ミュージカルなど新規事業にかかる先行投資等が利益を圧迫する。期末配当は創立35周年記念配7.5円を含む22.5円を予定。

・9月1日、所属アーティストであるサンプラザ中野くんとパッパラ-河合が、福島県立浪江高等学校文化祭「青浪祭」にゲスト参加した。同社は、東日本大震災の直後より、「私たちに出来ること」を考え、“チーム・アミューズ!!”によるスペシャルチャリティソング「Let’s try again」の発表や、募金口座の開設等、被災者へ様々な支援を行ってきたが、これからもエンターテインメントを通じて、復旧や復興を支援としていく考え。

会社概要
芸能プロダクション大手。サザンオールスターズ、福山雅治、ポルノグラフィティなど人気アーティストを数多く抱えている。グループ全体の事業の核を「コンテンツビジネス」におき、文化を創造する総合エンターテインメント集団として、テレビ番組や映画の企画・制作、海外舞台の招聘等でも豊富な実績を有する。グループは、同社の他、子会社13社(連結子会社7社)及び関連会社2社からなり、特に、映像ソフトの製作・製造・販売を行なうアミューズソフトエンタテインメントの業績への寄与が大きい。

【事業内容】

事業は、コンサートの収入、テレビ・CM出演料、新譜楽曲の印税、ファンクラブ会員収入や商品販売収入等のアーティストマネージメント事業(13/3期売上構成比78.3%)、テレビ番組・映画制作収入、及びビデオ・DVD販売等のメディアビジュアル事業(同14.7%)、及び旧譜楽曲の印税収入や二次使用にかかる収益等のコンテンツ事業(同7.0%)に分かれる。

2014年3月期第1四半期決算
前年同期比37.0%の減収、同53.0%の経常減益

事業が集中した前年同期に比べると大幅な減収・減益となったものの、第1四半期のイベントの減少やDVD販売の減少は織り込み済み。概ね計画通りの推移となった。

営業収入は同37.0%減の57億55百万円。所属アーティストが主演や演出を手がける舞台公演が減少した他、大型作品がなくDVD販売も減少した。

利益面では、変動費の減少で販管費も減少したものの、営業利益は6億27百万円と同56.6%減少。貸倒引当金戻入額31百万円の計上および為替差損がなくなった(前年同期は27百万円)事で営業外損益が改善したものの、税負担率の上昇で四半期純利益は3億36百万円と同60.6%減少した。

アーティストマネージメント事業

営業収入47億27百万円(前年同期比29.8%減)、セグメント利益8億14百万円(同47.3%減)。舞台公演が減少した他(前年同期は地球ゴージャスや佐藤健出演の「ロミオ&ジュリエット」等を実施した)、商品売上も減少。営業収入の減少につれて利益も減少した。
営業収入の主なものは、ONE OK ROCK、Perfumeのコンサートツアー等のイベント収入、サザンオールスターズ、福山雅治、大泉洋等の出演収入・CM収入、桑田佳祐ライブDVD等の印税収入(新譜)やサザンオールスターズのファンクラブ会員収入等。

メディアビジュアル事業

営業収入4億94百万円(前年同期比75.0%減)、セグメント損失63百万円(前年同期は39百万円の利益)。DVDでは、大泉洋主演邦画「グッモーエビアン!」、洋画「ジャッジ・ドレッド」、台湾ドラマ「スクリュー・ガール一発逆転婚!!」等を販売したものの、大型作品に恵まれなかった(前年同期は「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」、「カイジ2人生奪回ゲーム」、「一命」、「1911」等が寄与)。

コンテンツ事業

営業収入5億33百万円(前年同期比27.3%増)、セグメント利益1億31百万円(同54.0%増)。当セグメントは、サザンオールスターズ、福山雅治、BEGIN、ポルノグラフィティ、Perfume等による旧譜楽曲の販売及び旧譜楽曲の二次使用等の収益を計上しているが、この四半期は貸与報酬等の増加により増収増益となった。

2014年3月期業績予想
業績予想に変更はなく、通期で前期比1.2%の増収、同16.2%の経常減益予想

第2四半期は前年同期に比べてイベントやDVD販売が増える見込み。売上高が前年同期比60.0%増加し、前年同期は5億55百万円にとどまった経常利益が17億46百万円に拡大する。

一方、通期予想は前期比1.2%の増収、同16.2%の経常減益。アーティストマネージメント事業の売上がわずかな増加にとどまる中、DVDや音楽CDの販売減少でメディアビジュアル事業の売上が減少。コンテンツ事業の売上も減少する。利益面では、減収による限界利益の減少に加え、ミュージカルなど新規事業にかかる先行投資等を織り込んだ。
配当は普通配当30円に、創立35周年の記念配当15円を加えた45円を予定(上期末22.5円、期末22.5円)。

今後の注目点
9月1日、所属アーティストであるサンプラザ中野くんとパッパラー河合が、福島県立浪江高等学校文化祭「青浪祭」にゲストとして参加し、楽曲を披露した。同社は、東日本大震災の直後より、「私たちに出来ること」を考え、“チーム・アミューズ!!”によるスペシャルチャリティソング「Let’s try again」の発表や「アミューズ募金」口座の開設等、被災者への支援として様々な取り組みを行ってきた。また、サンプラザ中野くんは、災害を忘れずに、長い復興の道のりを一緒に歩んで行こうという思いを込めて震災後に新曲「TOMOSHIBI」を発表し、機会がある毎に歌っている。今回の「青浪祭」参加はこうした被災者支援の取り組みの一環。同社は、これからもエンターテインメントを通じて、復旧や復興を支援としていく考え。
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