パラカ(4809 東証一部)

2014/02/17

時間貸し駐車場に特化、用地は賃借の他、自社保有土地でも展開
賃借駐車場は、解約が多いものの営業担当増員で開設に注力

業種:不動産業
アナリスト:松尾十作

◆ 駐車場管理運営及びコンサルティング会社
・パラカ(以下、同社)は、賃借及び自社で保有している土地による時間 貸駐車場を全国規模で展開している。
・駐車場からマンション、戸建て住宅といった土地オーナーの土地活用 方法の変更のため解約が多いものの、解約を上回る賃借型駐車場の 増加が近年の業績を支えている。

◆ 13 年9 月期は新規開拓、解約とも過去最多
・13/9 期決算は、売上高8,913 百万円(前期比12.3%増)、経常利益 1,363 百万円(同4.7%増)であった。増収率に比べ増益率が見劣りする のは、過去最多の賃借駐車場の開設に伴う諸費用の増加で売上総利 益率が低下したため。
・13/9 期末の駐車場の車室数は、3,626 車室の開設、1,861 車室の減少 により前期末比1,765 車室の増加となり、18,212 車室となった。

◆ 14 年9 月期は経常利益微増へ
・14/9 期について同社は、売上高10,000 百万円(前期比12.2%増)、経 常利益1,390 百万円(同1.9%増)を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、従来予想を下方修正し、 同社予想と同水準を予想する。賃借駐車場の車室数を従来の2,000 車室増から3,000 車室増と予想するものの駐車料金の下落を見込んだ ことと、新卒の採用を積極化することから販管費予想を修正したためで ある。

◆ 投資に際しての留意点
・14/9 期は前回の当センター予想年10 円配を同社計画並みの年11 円 配予想、15/9 期は前回の当センター予想年11 円配を、当期純利益予 想の修正と14/9 期の予想配当性向を参考に年12 円配予想、同様に 16/9 期も年13 円配を予想する。

>>続きはこちら(625KB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ