アグロカネショウ(4955 東証二部)

2013/09/20

中堅の農薬専業メーカー、野菜や果実向けが多い
今13/12 期は減益見込みだが、来14/12 期以降は生産体制が正常化し増益トレンド

業種::化学業
アナリスト:松尾十作

◆中堅の農業薬品専業メーカー
・アグロカネショウ(以下、同社)は、果樹、野菜向け農薬の輸入及び製 造販売を行っている中堅専業農薬メーカーである。輸入品に独自のノ ウハウを加えた農薬と自社開発農薬で業容を拡大してきた。特に、農 業用土壌処理剤など競争力のある製品を持つ。営業担当者が直接農 家を訪問するコンサルティングセールスを行っている。
・東日本大震災で主力の福島工場が被災し、茨城に建設を進めていた 新工場が稼働を開始した。事業は正常化しつつある。

◆ 13 年12 月期第2 四半期累計決算は同社予想並み
・13/12 期第2 四半期累計決算(以下、上期)は増収ながら営業利益は 前年同期比13.6%減益となったが、ほぼ同社の期初予想並みであっ た。13/12 期通期も新工場の償却負担、R&D などの先行投資負担によ り増収ながらも減益を同社は見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、13/12 期について売上高 及び営業利益は同社予想並みだが、上期同様に為替差益の発生を 見込んでいるため、経常利益と純利益は同社予想を上回る水準を見 込んでいる。

◆中期見通しに変更なし
・当センターでは14/12 期は新工場の償却負担が期を通してかかるもの の、13/12 期に利益を圧迫したKSD ののれんの償却及び新工場への 機械装置等の移転費用がなくなることから営業増益を見込んでいる。
・当センターでは、従来の中期業績見通しを変えていない。世界人口の 増加による食糧増産が不可欠であり、世界ベースでは、農薬使用量の 増加が見込まれる。同社業績は既存農薬の適用拡大、販売促進の強 化による国内及び海外販売の増加、加えて先行投資負担のピークアウ トが見込めることから、中期的には増収増益トレンドを辿ると予想として いる。

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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